2007/12/15

今年の漢字一字


恒例の「今年を漢字一字で表すと」が発表されました。
今年は偽り(いつわり)の「偽」だそうです。
↑この字を見てください。いかにも悪そうな字です。

でもこれって、選考のシステムはわかりませんが、選者のセンスの無さと今年の一字を選ぶ意味が無いように思います。
というのは、確かに今年は議員のウソから始まり、スポーツ選手のあるまじき行為、社保庁の絶対に許してはいけない着服、メーカーの偽造・ねつ造…などいろいろと「偽」にまつわることが多々ありましたが、それが「今年を表す一字」ではあまりにも情けないです。確かにそういう人もいましたがそれは犯罪(スポーツ選手の件は省く)であり、今年を代表することではないと思います。まともに生きている私も含め、多くの人からすれば憤慨の極みです。

私はてっきり今年の一字は謝る(あやまる)の「謝」だと思っていました。謝罪会見もありましたし、自分自身も多かれ少なかれ謝っていますし、反省することもいっぱいあります。

でもこの「偽」には、今年はこうだったけれど来年はこうありたい!という夢や希望など微塵もありません。こんな字が選ばれるとは情けないと同時にがっかりです。これだったら「崩」や「壊」、もっと言えば「殺」でもよくなってしまいます。

今年は謝る「謝」でも、来年は感謝の「謝」にしたいものですね。

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