2012/06/12

読んで理解する力




北野武さん曰く「ネットを見ていて思うことは、最近文章の読解力のないやつが多すぎる」とのこと。

これは私も感じていました。特に誰かのブログやツイッターに対して反論というか、そこまでいかない低レベルな者によるイチャモンレベルの書き込みを読んでいると「こいつアホか!」と思うものが多々あります。そんな連中に炎上された日には目も当てられません。

今回の「通り魔事件」に対しての松井大阪知事の「死にたいなら自分で死ね」発言に賛否両論にもこんな連中が群がっています。

正論と言っても大したものではありませんが、主なものとしては
「まさに正論」
「誰もが思っている」
「おっしゃる通り」
「上っ面だけの発言するより遥かにマシ」

対して異論の主なものは
「公人が言うべき発言ではない」
「ぶっちゃけすぎ」
「どんな理由であれ人に『死ね』というのはいかがなものか」
「自殺を容認するのはどうなのだろうか」

引っかかるのは最後のふたつ。
理由もクソもない、誰も「死ね」なんて言ってないでしょ?何も考えずにそのまま読めば(聞けば)確かに「死ね」という言葉は入っています。入っていますが「死ね」と言っているのではないことが理解出来ないようです。そして決して「自殺を容認している」発言でもないでしょう。

この辺りのレベルがクレーマーと言われる連中と同じレベルかそのまま本人でしょう。

例えば「この試合は死んでも負けるな!」とか「死ぬ気で頑張れ!」って言ったら、一体どんな反応が返って来るのでしょう?


2012/06/04

生活保護不正受給問題




芸人の次長課長の河本さんの母親が不正に生活保護を受けていた問題でかなり話題になっていて、河本さん自身も記者会見で詫びていました。

まあ悪いことをしていたのですから詫びるのは当たり前の行為でしょうが、それに端を発して「生活保護受給額」を減額しようという流れになっています。ただでさえ多くはない受給額がまっとうに受けていた人まで減額されるのです。

これはおかしな話で、その前にまず不正受給の実態を解明して、受ける資格のある人・ない人を正確に割り出せば、かなりの無駄が省かれ減額しないですむはずです。

いえ、それよりも前にするべきことがあります。今回は河本さんが有名人だったこともあり、そちらばかりがやり玉に上がっていますが、書類だけで調べることもなく、あるいは追跡調査をする訳でもなく、自分の金ではないことをいい事に事務的に支給している役所の責任も同時に追及するべきです。

今回、片山さつきさんの追求で明らかになりましたが、書類を審査してOKを出した係の者も、河本さんがテレビで大活躍していることは知っているはず。なのに追跡調査はして来なかった。この辺りが「税金でやってることだから…」という公務員の無責任さが思いっきり出ています。

書類を受けて、審査して、OKを出して支給した連中と役所の連帯責任で損失分を負担しなさい!もちろん自前でとはいわないから給料と当たり前に支給されているボーナスから補填してください。

それよりさ、もっと税金をまじめに取り扱ってくださいよ!あなたたちにとっては、それで喰ってるんですから税金様様のはずです。