2012/01/31

オン-デマ-ンド



昨日の夕食時、テレビで「韓国旅行ご招待!」なんていうのが流れていました。私は韓国映画は大好きですが、反日感情の強い韓国自体には魅力を感じていない上に行くのが怖いため、「タダでも行きたくないな」と言ったら、家の者が「じゃあ、iPhoneやソフトバンクもやめなきゃいけないじゃん!」と言われました。

それがどういう意味かはすぐにわかりましたので、孫社長はもう日本人である事や、東日本大震災時どれだけ日本に貢献してくれたかを教えてあげたところ、逆に「あの100億で利権を買おうとしてるらしいよ」と言うのです。確かに大人の世界ですから、貢献すればその後多少は事が有利に運ぶかも知れません。しかし、Twitterで孫氏をフォローさせてもらっていますが、震災後の氏の発言、行動を知る限りではそれを踏まえた上でないのは明白です。

そして「なぜそういう子どものような低レベル考えになるんだ?」と聞いたところ、「孫社長 韓国 白い犬」などでネット検索すればいろいろな噂が飛んでいると言うのです。


もうアホらしくて、いっぺんに夕食がまずくなってしまいましたが、そこは堪えて…よくよく聞いてみるとCMの白い犬のお父さんにしても、「韓国では犬を食べる習慣が今でもあって、犬はそのレベルのもの。それを家長にして笑っている。しかも白い犬には赤い首輪。これは日の丸(日本)を表している…」と言うのです。

私は唖然としました。まさに都市伝説、いやそれ以下のトイレの落書きです。「そんなのは嫌韓流派や妬み深い奴の作り話だよ」と言ってやりましたが、まだまだ噂話はあるようです。

夕食も食べ終わり、最後に「それを信じてるの?」と聞いたところ、「噂の範囲内でしかないけどね」と言われたので、少しホッとしました。

そしてその直後、再びデマの恐ろしさに直面してしまいました!
こんな短時間に2度も「嫌な気持ち」にさせられるなんて…。。

なんだか嫌な気分のまま自分の部屋に戻って来て、嫌な気持ちを晴らすためにネットサーフィンしていました(噂話が気になって調べた訳ではありません)。

そうしたらTwitterのツイートをまとめたサイトに当たり、何気に読んでいると…次のような記事がありました。

下の画像を大きく貼って、ツイートは「偶然の神秘!」となっています。そして大勢のひとがこぞって「わあ!すごーい!」「ステキ過ぎる」「偶然とはいえすごいですね」とか、中には神がどうのこうのというものまであります。


(;^_^A 「こういうデマがどんどん大きくなって噂になり、やがて伝説になっていくのだな」と怖くなりました。もちろん私は真実を偶然知っていたから言えるのですが、それはたまたま映画好きだったからで、そうでなければ「偶然10%、作品60%、捏造30%」ぐらいの気になったかも知れません。

孫氏の件もそうですが、孫氏に興味を持ってずっと情報を入れているのではなく、テレビのワイドショー辺りで紹介される彼の人となりをチョイかじりした者にとっては、低レベルな噂話でもおいしいエサになるようですね。人の顔に見える画像も真実を知らなきゃ、ましてや幽霊好きには持って来いのネタになってしまいます。

しかも困った事にこういう連中に限って無責任に*リツイートしたがるんです。あまりにホイホイ乗せられすぎです。こういう現象を観るとデマを流している奴の根性の卑しさと、単純に乗せられる奴らのアホさ加減とで、どうしても先程書いた「嫌な気持ち」にさせられてしまいます。Twitterは情報収集やメール・掲示板・息抜き代わりには便利なグッズですが、デマを流したい愉快犯たちにはそれ以上に楽しいもののようですね。だって、ちょっとしたエサを投げれば池の鯉みたくバクバク食いついて来るのですから (≧∇≦)ノ∴

*リツイート=他のユーザーのツイート(つぶやき)をそのまま引継ぐ、あるいはコメントを付け加えてツイートすること

「偶然の神秘!」は上下をトリミングしている事から悪意を感じます。実際には〈このように〉なっていて、邦題『シャッフル』で公開されたサンドラ・ブロック主演の映画のポスターです。よく見ればサンドラ・ブロックでしょ?

タイトルの「オン-デマ-ンド」は「デマにオン(乗っかる)している(do)」という意味で、「ユーザの要求があった時にサービスを提供する方式。WWWやメールをはじめとするインターネット上のデータ配信は、ほとんどがオンデマンドで行われている」の意味のオンデマンドは実は間違いです!……デマ


2012/01/30

外国人のほうがまだまし





昨夜、散歩の帰り道に立ち寄ったセブンイレブンで、700円の会計に700円ちょうどを支払った時の店員さんの衝撃の一言!

 「700円ちょうどお預かりになります」…\(◎o◎)/世も末だ。。逆に良く噛まずに言えたもんだとさえ思ってしまいました。 

確かに「言葉は生きている」と言われていて、時代によって変わっていくのはいいと思います。いまさら「御座候(ござそうろう)」もないかと。かといって根本から使い方を間違っているのはいかがなものでしょう?しかも使っている本人がおかしい事にまるで気づいていない様子。ということは、誰かが注意しない限りずっと使い続ける事でしょう。 

以前フジテレビの番組「その顔が見てみたい」で、バイトなどした事がないセレブ女性ふたりが、居酒屋でバイトをするという企画があり観ていたのですが、セブンの店員よろしく「〜になります」と言って店のアドバイザーにきつく注意されていました。当然彼女にはなぜ注意されたかはわかる訳もなく、ただ怯えるばかり。私は東京へ行ったらぜひこの店で一杯やりたいと思ったものです。 

自分では使わないようにしている「全然いいですよ」などの「全然+肯定」の言葉使いになんとかやっと慣れて来たのに、昨夜のは衝撃でした。 

なぜ驚いたのかをあえて説明しますと、正しくは「700円ちょうど頂きます」です。100歩譲ってレジに入れるまでは「お預かり」なら、その場合は「700円お預かりします」、そしてレジに入れた時点で「ありがとうございました」ならわかります。

そもそも「なります」って何がなるのでしょう?それとも何になるのでしょう?そしてちょうどを渡しているのですから、「お預かり」はおかしな話。例えば1000円渡してお釣りを待つ場合はそれでもいいでしょう。でもその場合は「1000円お預かりします」です。 

何だか言葉尻を捕らえた面倒くさい奴と思われそうですが、「言葉は生きている」と言うなら快適にクールに生かしましょう。意味が通じない聞きづらい言葉は生きているとは言えないのではないでしょうか?


2012/01/24

大事な若者を壊すなよ教育庁!





本年度より中学校での武道必修化に伴い、柔道が授業で必須となりました。学生時代柔道をやっていた私としては、みんなが柔道に興味を持ってくれる事は大変嬉しく思います。

ところが1/21の読売新聞のニュースで『中学柔道授業で足技、乱取り禁止…名古屋市教委』というのがありました。その理由が「頭を打つ事故が実際に起きていて、そのため安全対策の強化を図ったもので、文部科学省にも了承を得ているといい、今後、市の教育課程に明記した上で、各中学校に周知させる」というものです。

だったら柔道を選ぶなよ!私としては残念だけど、もし事故でも起きて「柔道=危険なスポーツ」なんてレッテルを貼られるのなら、チョイかじりでやって欲しくないのです。逆に言うとチョイかじりで会得出来る武道ではないという事です。

では、足技、乱取りを禁止して一体何を教えるのでしょう?足技、乱取りがダメなら当然絞め技、関節技もダメでしょう。では何を…?受け身と寝技?それなら道着なんか揃えずにジャージで充分です。しかも受け身3年と言われるように高校時代3年になっても必ず受け身だけは準備運動に入れられているほど重要でかつ難しいものなのです。

確かにチョイかじり柔道なら寝技をしっかり覚えておけば、普通のひとになら勝てます。一度しっかり決まってしまえば不思議なぐらいに解けないのです。みなさんもオリンピックで柔道を観ていて、寝技で決められた相手に「もっと動け!何やってんだ!」と思うことがありませんか?でもあれは動きたいけど動けないのです。不思議なぐらいにどうしようも出来ないのです。

それはともかく、技を教わればかけたくなるのが人情です。でも投げる事を許されないのなら一体どうしたら良いのでしょう?放課後にふざけてかけて、あるいはいじめに使って同じような事故が起きるだけです。

もっと安全な剣道や合気道、はたまたスポーツチャンバラにしておけばいいのにと思います。

しかも!!!教える教師は何も柔道の経験が無くてもたった6日間の講習で黒帯が取得出来、生徒に教える資格が与えられるそうです。講道館柔道の2段を取れば道場が開けるのですが、たった6日でヘタをするとその手前まで行ってしまうのです。我々が苦労して1年がかりで取得した初段(黒帯)をたったの6日で……。ふざけんなぁぁぁ!…です。

そんな教師が教えるのですからたまったものじゃありません。そりゃ事故も起きますって (;^_^A

教育庁の連中の思いつきで、『ゆとり世代』と言われているハチャメチャな若者を産んでしまったり、今度は『日本の若者は武道を身につけるべきだ!』とかで柔道を習わせたり、それが事故の責任問題にビビリ、いきなり足技、乱取り禁止にしたりと好き放題にやっています。彼らの思いつきで教育されていく若者たちが気の毒でなりません。

『ゆとり世代』とダメの象徴みたいに呼ばれている若者だって、結局は彼らが作り出した人間形成なのですから。お前ら何様だ!ブレてんじゃねえぇぇぇ!って言ってやりたいです。いえ、言わなくても良いから送り襟固めで落としてやりたいですよ、まったく。

2012/01/21

募金とは…





東日本大震災を受け最近しきりに耳にする「募金」という言葉。

いえ、募金が偽善かどうかとか、「偽善でも人の為と書く」とかそんな事が言いたいのではなく、「募集」の対義語・反対語が「応募」であるように、「募金」のそれは一体何なのかとふと疑問に思い、いろいろ調べてみたのですがわからないのです。
〈対義語・反対語参考サイト〉←ここにも載っていませんでした。

これでは寝られないと、朝になってしまいました。。
ま、まさか「募金」の対義語・反対語が「募金しない」「募金なんかするもんか!」「逆にこっちが募金して欲しいくらいだ」…ではないですよね。

ご存知の方いらっしゃいましたら、コメントからで結構ですので教えてください。

2012/01/18

…ではなくはない





今日のニュース、『公務員が、市長に「死ね!」というメールを送るワケ』という中田宏元横浜市長が出版した本『政治家の殺し方』(幻冬舎)についてのインタビューが載っていました。

ただこのインタビューの内容が気になった訳ではなく、いつも不思議に思っていたことを、これを読んで思い出したので書き留めておこうと思い立ちました。

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ちきりん:個人名を書かれなかったのはいいご判断だと思います。別に個人を責めたいわけではないんですよね。

中田:そうなんです。「罪を恨んで、人を恨まず」――ではありませんが、「構造を恨んで、人を恨まず」だと思っています。公務員の構造は、責任ある立場にいなくても、年齢を重ねると給料がどんどん上がっていく。
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この中の『「罪を恨んで、人を恨まず」――ではありませんが』という言い方です。この言い方はよく使いますし、何も指摘されず普通にスルーされます。ところが、「罪を恨んで、人を恨まず」と言ったあとに同じ意味での使い方の「構造を恨んで、人を恨まず」と言っています。

だったら、「――ではありませんが」ではなく、「――と同じように」「――みたいに」と言うべきではないのでしょうか?別段この事について深く追求しようとも思いませんが、普段から不思議に思っています。

2012/01/17

東日本大震災を利用するな!





今日のニュースで

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浜崎あゆみさん、離婚へ…「日本離れたくない」(読売新聞)

歌手の浜崎あゆみさん(33)が離婚することが、わかった。
浜崎さんは2011年1月、オーストリア人俳優のマニュエル・シュワルツさん(31)と結婚していた。浜崎さんのファンクラブサイトによると、東日本大震災を受け、浜崎さんが「日本を離れたくない」との気持ちが強まったのが離婚の理由という。
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そもそも芸能人の結婚・離婚・不倫なんてどうでもいいことなのに、言うに事欠いて離婚の理由に『東日本大震災を受け、浜崎さんが「日本を離れたくない」との気持ちが強まった』というのはいかがなものでしょうか?

つい最近までアメリカにいて、日本のライヴをドタキャンする騒ぎを起こし、その前はツイッターで乗ってもいない電車にさも乗っているかの様につぶやいたりと、すぐにばれるような嘘ばかり言っているのに、今回もまた東日本大震災を利用したかのような離婚理由。

福岡出身で主に東京で活躍している人になぜこういう気持ちが起きるだろうか。実際東北を助けたいと言う思いで孫社長はじめ山本太郎氏等必死に協力している人もいます。結婚生活が絶好調にも関わらず、東北を助けるために離婚する人がいるでしょうか?

彼女ぐらいのレベルになればレディ・ガガのように、日本にいなくても外からでも充分協力出来る力はあるはずです。

男と女の感情のもつれで別れることを、こういうことに利用しないでいただきたい。こういうのを聞いてしまうと彼女もギリギリなんだと思ってしまいます。

2012/01/07

『春の七草』の効用



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今朝の産経新聞、いつも楽しみにしている『ひなちゃんの日常』の中で、『春の七草』の効用について載っていました。無断で転載してはいけないのでしょうが、覚えておくと便利です。

なお過去記事『春の七草』も読んでいただけると参考になると思います。

やはりこういう日本の風習は、いつの時代になってもなるべく大事にしていきたいものです。

2012/01/04

機械の匠





我が家のおせち料理に出た「かまぼこ」です。金太郎かまぼことでも言うのでしょうか?

当然機械で作っているのでしょうが、こんなにスゴイことが出来るのですね。近い将来「あなたの顔をかまぼこに!」なんていう商品も出てくるでしょう。

昔なら出来上がりを考えつつ重なり具合を調節して、それでも歪んだりしてきたのが、こんなに完璧に出来てしまうなんて…。まあ歪みが愛嬌でもあり手作りの良さだったのですが。

でもここまで見事にやられてしまい、なおかつ値段も普通であるのなら、これからは特に機械まかせになっていき職人の匠の技はやがて不要になっていくのでしょうね。残念ですが時代です。

2012/01/03

イヤホンのLとR





年末のテレビ番組で元アイドルの松本伊代は「イヤホンの右と左を気にしない」と笑いのネタになっていました。

そう言えばイヤホンにはしっかり「L」と「R」が記されていて、間違えないようになっています。確かに目と同じように立体にするには片方ではダメで、両方で違うものを見聴きして初めてなります。

では「L」と「R」を反対にしたら立体にはならないのかと言うとそんなことはありません。ただ作成者が意図する方向と逆になりますので、例えばジャングルで左から右に鳥が飛んでも、映像とは逆から音が聞こえてしまいおかしな事になります。

でも音楽を聞くだけだったら別に問題無いのかも知れませんね。

2012/01/02

初詣のマナー





明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします!


今年は東日本大震災のこともあり、「おめでとう」という言葉を控えようという風潮があるようですが、こんな時こそ新しい年が迎えられた事に感謝して「おめでとう」と言ってもいいのではないでしょうか?もっと言うなら、「明けましてありがとう」でもいいぐらいです。

そして正月の松の内(7日・関西地方は15日)までに行くお参りのことを『初詣』といいますが、この『初詣』にもマナーがあります。

・まず必ず鳥居から境内に入ります。そして鳥居をくぐる前に一礼
・次に手水舎(てみずや/ちょうずや)で手を清めます
・いよいよお参りです
・拝殿正面に立ったら軽く一礼します
・まず賽銭を入れて鈴を静かに1回鳴らします
・次にお参りの仕方ですが、「二礼二拍手一礼」をします
 (但し、出雲大社、宇佐八幡は「二礼四拍手一礼」)
・二拍手の二拍目に祈りを捧げます


以上です。

賽銭はいくらでもいいでしょう。よく「ご縁があるから」と10円のところを5円足して15円入れることをしますが、そんな親父ギャグ的なものは何の意味もありません。もし迷ったら10円にしましょう。5円が積もり積もって坊主の高級車に変わります。

そして賽銭は多くても1000円までにしましょう、それ以上はバカです。なぜバカかと言いますと、当然ですが賽銭に何の効力もありませんし、そもそもお参りには願いを叶えるなんて力は1mmもありません。でもここで言いたい「バカ」は、いい歳こいてこんな事を信じているなんて…という意味ではなく、諸事情を考えていないのかと言う事です。

「賽銭の平均額が150円」となっているように、ほぼそのくらいまでにしてもっと余裕がある人は、近くのコンビニに行って「募金箱」に入れましょう、その方がよっぽど有意義です。寒い仮設住宅の中、配給でやっと雑煮が食べられる人、それも食べられずに亡くなってしまった人…それなりの格好をして初詣に行って、帰りには家族や恋人とレストランで食事が出来る我々。今年ぐらいは「おめでとう」を控えるなんてうわべの事よりも、「めでたい新年のお裾分け」という考えを持ってもいいのではないでしょうか。

今年最初の『いい事』しましょう!