気持ち悪〜い

最近のテレビでは芸人の、例えば出川哲郎や南海キャンディーズの山ちゃんが出てくると、条件反射のように観客の女性がこぞって「気持ち悪〜い」と声高に言います。そしてそれを受けてみんなで笑ったりします。「ハゲ」に対しても同じです。

芸人としてはそれはそれでおいしいのかもしれませんが、本来は気持ち悪さで売っているわけではないので、本人達の本心はどうなのでしょう？

テレビというのはかなり影響力の強いもので、「納豆やバナナがダイエットにいい」と言えば次の日にはそこら中で売り切れになっています。タレントの誰かが「あの店のスイーツはおいしい」と言えばもう行列です。

それほど影響力の強いテレビで人を中傷するような事が平気でまかり通り、しかも笑いにもなることを流しているいま、すぐに反応してしまう子供達が学校で同じ事をしない訳がありません。

これではいつまでたっても「イジメ」は無くなりません。「イジメはやめよう！」とテレビでいくら言っても、そのテレビの違う番組では平気でイジメているのですから無くなる訳がありません。

それがもう成人になっている女性（いえ、軽薄な一部女子です）を中心に「言ってもいい事」になってしまっているのですから、余計に世の中に与える影響は大きいでしょう。

自分がどれほど素敵な顔をしているというのでしょう…なんてヤボなことは言いたくありません。そんなことを言うまでもなく、口に出していい事と悪い事がある事ぐらいわかれよ！

お願いですからこういう風潮は一日も早くなくしてください。子供の自殺なんて悲惨すぎます。

誰か影響力のある、さんまさんか木村拓哉さんあたりが「気持ち悪いって何？」って言ってくれればいいのですが、さんまさんもネタにしちゃうしなぁ、残念。