2011/07/17

物事には全て理由がある!(続き)



前回の記事の続き(ぜひ前回の記事から先にお読みください)

【健康食品・エステ売り上げ増進のためのメタボリック問題】
「んー最近ダイエット製品も女性には一通り行き渡ってしまって、なかなか売り上げが伸びないなあ」
「仕方ないですよ、女性にも限りがありますから」
「男は太る事を気にしてないのかい?」
「なるほど、わかりました!今度は男性をターゲットにしましょう」
「でもいままでがダイエットには動きにくい連中をどうやって?」
「女性のように、キレイになれる!という宣伝文句ではなく、病気になる!と脅しましょう
「え?」
「メタボリック症候群という病名があります。これを利用しましょう」
「なるほど、ダンナが病気になるといえば奥さんも心配で協力するよな」
「そうですね、奥さんが買ってきて飲ませるという事も考えられるので、流行らせる事は簡単ですね」

作戦通り世間が「メタボリック」と騒ぎ出し、まんまと売り上げ急増!

「やったな作戦大成功だったな」
「しめしめですね」
「何がメタボリックだよ、肥満を英語に変えただけでこれだけ流行るものなんだな
「観光地をパワースポットに言い換えたのと同じですよ」
「肥満なんて昔からあって大した事にもなっていないのに、アメリカで話題と言えば一発だな」
「そうですね、またこの作戦は使えますね」
「ワッハッハ、日本人って…簡単だな」

【健康食品・エステ売り上げ増進のための加齢臭問題】
「んーメタボ製品も男性に行き渡ってしまったな」
「そうですね、そもそも多少太っていても女性ほど気にならないようで、逆に太っている事が貫禄に繋がる国ですからね」
「まあメタボ製品はこの状態で続けて売れるだろうからいいとして、他に何か無いかね?」
「そうですねぇ、においとかですかねえ?」
「においって漢字で書くと臭い(くさい)と同じなんだなぁ。お、これはいけるぞ!」
「いけますねぇ〜、では同じ意味の匂いは絶対使わないようにしましょう」
「口臭でいくか!」
「いえ、口臭は明らかなもので、あやふやでないのでアメリカに任せましょう」
「んーそうだな。じゃあその他のにおいというと?」
「体臭です!」
「体臭って日本人はそんなに無いぞ?」
「そうですが、オヤジ臭いってのがあります」
「ガッハッハ、それは女性がオヤジのような素振りをみせることだろう?」
「オヤジには独特のにおいがするそうです」
「ワキガか?」
「いえ、その方面もアメリカに任せるとして、オヤジ臭といいますか歳をとると独特のにおいがするそうです」
「なるほどな、なんとなくわかるなぁ」
「これを専門用語で加齢臭と言うそうです」
「かれい臭?スパイスが効いたにおいかね?」
「それはカレー臭です」
「ガッハッハ、これはオヤジ嗅ぐならぬ、オヤジギャグだな」
「…」
「脱臭ならキムコのように、ヤシ殻活性炭か?」
「そうですね、炭は有名ですから石鹸に混ぜればいいですね。他には柿渋エキスとかが効くようです」
「そうなのか、まあ効かなくてもそれっぽいからいいか」
「そうですねエキスといえば効きそうですね

作戦通り世間が「加齢臭」と騒ぎ出し、まんまと売り上げ急増!

「やったな作戦大成功だったな」
「しめしめですね」
「何が加齢臭だよ、多少の体臭なんて昔からあったし、そう気になるものでもなかったが、このように吹聴することによって臭わないものまで臭ってしまうものなんだな」
「おかげでオヤジの洗濯は別とか、変な事になっちゃいましたけどね」
「ワッハッハ、日本人って…簡単だな」
「そうですね、今回は女性に嫌われたくないということもあって男性自身が購入してくれたので、思った以上に売れましたね」
「うむ、やはり世間を動かすのは女性だな。女性を操れれば天下が取れるな」


「いま坊主頭が流行ってきて困っている理容協会から依頼が来ていますがどうしましょう?」
「んー坊主頭は一回やるとクセになるからなあ」
「そうですね、洗髪は簡単だし一度行けば当分行かなくてよくて、経済的です」
「それで理容協会は困っている訳だな」
「はい、そのようです」
「よっしゃ、髪を伸ばせば放射能予防になる、とでも言っとけ!」
「わかりました、早速その線で進めます」
「ところで今度の社員旅行は豪華客船で世界一周だったかな?異臭で儲けただけに」
「…(;^_^A 」

イラストはネットから無断流用させていただいたもので、内容とは関係ありません。(あくまで個人の意見です…なんのこっちゃ)

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