2009/08/05

裁判員裁判制度[傍聴人]



2009年8月3日から「裁判員裁判制度」が始まりました。一般人が「陪審員」となって薦める裁判です。

この制度に関しては始まった今でも反対派が多数います。実は私も反対派です。ただ私の場合は「人を裁くという事」「それによって最悪処刑しなければならない責任」なんて微塵もありません。

ただただ「そんなもんは専門家がやれ!」ということだけです。彼らはその責を負うだけの高額な給料をもらっているだろうし、そのために難しい難関をくぐり抜けて来たのだから、興味本位の一般人を入れずに、冷静な眼で判断して結論を出しなさい。と思うのです。

この調子で書いていくと超長文になるので、差し当たって昨日の記事から「傍聴人」について感じたことを書きます。

昨日の記事から…
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東京地裁では、裁判員公判2日目となる4日も、57席の傍聴券を求め1460人が列を作った。(中略)川崎市中原区の小学校6年生の女子児童(12)は、夏休みの自由研究のため、一緒に来た母親(38)が引き当てた傍聴券で法廷に。児童は「検事さんや弁護士さんがゆっくり、分かりやすくしゃべっている感じがした。いい研究になりそう」と笑顔だったが、母親は「私も法廷に入りたかった」とちょっぴり残念そうだった。(読売新聞)
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たった57席に1460人もが並ぶ。彼らの心境は何なんでしょう?聞けばたぶん偉そうなことを言うのだろうけれど、結局は「物珍しさと芸能レポーターと同じ下衆な興味本位」だけではないのでしょうか。

この記事の中には次のような意見もありました。
・司法試験を目指して勉強中の29歳男性
「これまでの法廷では検事の声が聞き取れないこともあったが、まるで劇場のよう。法科大学院で身に着けた知識だけでは対応できない」
・ほぼ連日、裁判を傍聴しているという無職の42歳男性
「証人が泣き出す場面があったが、検察官がさっとハンカチかティッシュを差し出していた。やはり裁判員を味方につけようとしているのかな」

かたや勉強のため、かたや暇つぶしのための傍聴。

他にも
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川崎市中原区の小学校6年生の女子児童
夏休みの自由研究のため、一緒に来た母親(38)が引き当てた傍聴券で法廷に。児童は「検事さんや弁護士さんがゆっくり、分かりやすくしゃべっている感じがした。いい研究になりそう」と笑顔だったが、母親は「私も法廷に入りたかった」とちょっぴり残念そうだった。(読売新聞)
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「劇場のようだった」とか「仕事もしないで暇つぶし」とか「いい自由研究と笑顔」とか「入れなくて残念」だとか、お前ら被害者の心情を考えた事があるのか?この事件は「殺人事件」なんだぞ。児童の母親よ、娘を芸能レポーターにでもして、噂話に聞き耳を立て、人の不幸で飯でも食ってけ!

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