2008/04/29

富裕層向け高額ケータイ



またもくだらないものに多くのひとは飛びつくのでしょうか?

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モバイルファクトリーは3/14、39万9000円という破格の携帯電話を発売した。富裕層向けだけに1000台限定で販売するというこの製品、一体どんなケータイなのか?
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そもそもこの「富裕層」って何なのでしょうか?
【富裕層】…富裕層とは一般的に純資産1億円以上の人を指す。現在日本に147万人いるという。
だそうです。私にとっては雲の上の連中です。あーうらやましい。

製品の企画テーマは「一流」だそうで、「一流の製品を作るために一流の方に協力していただいた」らしいです。
ではその一流とは?

・本体に加え、山本寛斎氏がデザインした着せ替えパネルが3種類と、職人が1つずつ手作りする漆塗りの手文庫が付属する。
ここまではなるほどと思います。 そして、

・パネルのうち1枚「Luxe(華美)」には14粒のダイヤモンドがちりばめられている。
この辺りからだんだんうさん臭くなってきます。そりゃ宝石を散りばめれば高くはなるさ。でもその発想が成金趣味でいただけないし、それが一流ってこと? そして、

・ベネフィット・ワンが提供するVIP向けの会員制サービス「プレステージゴールド」が1年間利用できる。その「プレステージゴールド」とは、「例えば、国内外の一流ホテルのスイートルームに半額で宿泊できたり、高級リゾートや高級旅館の宿泊の割引が受けられる。また、京都にある一見さんお断りのお店の予約・手配や、プライベートジェットやクルーザーの手配も可能。
あららという感じです。1年間の期限付きだったり、半額で宿泊できたり、割引が受けられたり、一見さんお断りの店でも利用できるって…何だか中途半端な金持ちっていうか、それこそ貧乏人の発想というか、エセな香りがプンプンですね。

本当の金持ちだったら、半額とか割引とか逆にプライドが許さないだろうし、そもそも一見さんお断りの店がOK出すなんてそんな店こそニセモノだし。 しかも

・ダイヤモンドパネルについては、修理などのアフターフォローをはじめ、破損・機種変更等で携帯を使用しなくなった場合、ダイヤモンドをカフスやアクセサリーにリメイクするサービスも用意している。
金持ちがそこまでしてまだ使うかい!って、呆れるばかりです。
そもそもこの携帯のもとは何のことはない、東芝製のソフトバンクモバイル向け端末のようです。ってことは「ホワイト割引」に入ればお得!ってか。一般人じゃん (;^_^A

ほかにもまだ、「招待状がないと買えない」とか「1000台限定」とか、狙い所が下品です。そのうえに、チャリティーも絡めているようです。こうなるともう下品という以上に下衆というしかないでしょう。
「高級・一流」というものに対する考え方が根本から間違っていないでしょうか。

最近のニュースで、1万円のノートパソコンが発売され、でも販売価格は2万円だそうです。ではなぜこんなことをするのでしょう?
このメーカーの趣旨に感心させられます。
「1万円のものを2万円で買っていただければ、もう1台を発展途上国に寄付できます」というものです。なんて素晴らしい考えでしょう。確かに倍の2万円でもとんでもなく安くて、買う側の心理としても全然問題ないでしょう。しかもチャリティーに協力できるとあればそれこそ理想的ではないでしょうか?

そんなことからも、この携帯の販売元の発案者は、多少金はあるんだろうけど真の富裕者ではないと推測します。私が思う富裕者はビル・ゲイツとは言わないまでも、自分もそこそこの生活をする反面、世界に多大な貢献をする人たちです。そう考えるとこの「富裕層向け高額ケータイ」の発案者らが、いかに下衆かということは一目瞭然です。でもこれに飛びつく思うツボ君たちもいるんだろうなぁ。残念。

画像の携帯は今回のものとは関係のないノキア製「Vertu(ベルチュ)」

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、まんがんさま

 「VERUTU」はスーチーがパーティーに出ていたところの携帯ですね!
 マンガンさん、芸が細かい!

Unknown さんのコメント...

さすがですねぇ、カンフーチェンさん。そんなところを指摘されるとは^^
でも匿名さんになってますよ (≧∇≦)