2008/01/16

サケとシャケ



魚の鮭は「サケ」だったり「シャケ」だったりします。
「さけ茶漬け」「しゃけ弁当」「新巻きジャケ」などなど。ではこの違いは何なんでしょう?それともどちらでもいいのでしょうか?

加工の有無で決まります。「サケ」は加工する前の状態を指します。「さかのぼる」という言葉が由来です。「シャケ」は加工した後の状態を指します。シャケンベというアイヌの加工料理の名前が由来です。

とありました。由来の「さかのぼる」から「サケ」、「シャケンベ」から「シャケ」の説得力はいまいちですが、となると「新巻きジャケ」は正確には「新巻きサケ」でしょうか?
「加工する」というのが生とそうでないものの違いなのかよくわからなかったので、更に調べてみると…

包丁が入る前のものを「サケ」、入ったものが「シャケ」

らしいです。ということは「サケ茶漬け」ではなく「シャケ茶漬け」が正解ということになりますが、何となく言いにくいですね。だから一般的には「サケ茶漬け」と言うのでしょうか^^

他にも似たもので
「卵」と「玉子」…料理する前のものと料理したもの
「唐揚げ」と「フライドチキン」…揚げ方が違います。唐揚げは一度揚げです。唐菓子製造工程を鶏肉調理に応用したものです。フライドチキンは鶏肉を骨の近くまで食べられるように、二度揚げ(最初は低温、表面が焼けたところで高温で揚げる)します。
「おはぎ」と「ぼたもち」…両者は同じものですが、季節によって呼び名が変わります。春の彼岸(牡丹の花が咲く時期)のものをぼたもち、秋の彼岸(萩の花が咲く時期)のものをおはぎといいます。
「預金」と「貯金」…お金の預け先が違います。銀行に預けるものを預金といい、郵便局に預けるものを貯金といいます。

いろいろありますね。まだまだありそうで楽しみです。

そう言えば「シャケ弁当」のシャケは本場の北海道地区だけは本物の「サケ」だけど、その他のたぶんわからないだろう地区では「マス」を使っていると聞いたことがありますが、真意はわかりません^^

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