2012/01/02

初詣のマナー





明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします!


今年は東日本大震災のこともあり、「おめでとう」という言葉を控えようという風潮があるようですが、こんな時こそ新しい年が迎えられた事に感謝して「おめでとう」と言ってもいいのではないでしょうか?もっと言うなら、「明けましてありがとう」でもいいぐらいです。

そして正月の松の内(7日・関西地方は15日)までに行くお参りのことを『初詣』といいますが、この『初詣』にもマナーがあります。

・まず必ず鳥居から境内に入ります。そして鳥居をくぐる前に一礼
・次に手水舎(てみずや/ちょうずや)で手を清めます
・いよいよお参りです
・拝殿正面に立ったら軽く一礼します
・まず賽銭を入れて鈴を静かに1回鳴らします
・次にお参りの仕方ですが、「二礼二拍手一礼」をします
 (但し、出雲大社、宇佐八幡は「二礼四拍手一礼」)
・二拍手の二拍目に祈りを捧げます


以上です。

賽銭はいくらでもいいでしょう。よく「ご縁があるから」と10円のところを5円足して15円入れることをしますが、そんな親父ギャグ的なものは何の意味もありません。もし迷ったら10円にしましょう。5円が積もり積もって坊主の高級車に変わります。

そして賽銭は多くても1000円までにしましょう、それ以上はバカです。なぜバカかと言いますと、当然ですが賽銭に何の効力もありませんし、そもそもお参りには願いを叶えるなんて力は1mmもありません。でもここで言いたい「バカ」は、いい歳こいてこんな事を信じているなんて…という意味ではなく、諸事情を考えていないのかと言う事です。

「賽銭の平均額が150円」となっているように、ほぼそのくらいまでにしてもっと余裕がある人は、近くのコンビニに行って「募金箱」に入れましょう、その方がよっぽど有意義です。寒い仮設住宅の中、配給でやっと雑煮が食べられる人、それも食べられずに亡くなってしまった人…それなりの格好をして初詣に行って、帰りには家族や恋人とレストランで食事が出来る我々。今年ぐらいは「おめでとう」を控えるなんてうわべの事よりも、「めでたい新年のお裾分け」という考えを持ってもいいのではないでしょうか。

今年最初の『いい事』しましょう!

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