2008/06/30
矢沢永吉・ブルーレイのCM[ソフト編]
前回はのっけから横道にそれてしまいましたが、今回はちゃんとソフトに関する「見過ごしがちな常識」を書きます。
画像はブルーレイディスクではなく、コンパクトディスク(以下CD)ですが、あなたはCDを扱うときどちらの面に注意しますか?
普通、鏡面を傷つけないようにキラキラしたほうを丁寧に扱いますよね。逆にダビングした時は、わかりやすいように表面にタイトルを書いたりもするでしょう。でも表面はツルツルしているので、サインペンではなく油性のマーカーで書いたりします。いまは表面にキレイにプリントしてくれるプリンタもありますが。
まず、「鏡面を丁寧に扱う」という点に注目してみます。
ではなぜ、鏡面を丁寧に扱うのでしょう?それはキラキラしたところに大切なデータが書き込まれているからです。その通りです。そしてその面を傷つけてしまうと、データが壊れたり、読めなくなったり、音飛びしたりします。本当にそうでしょうか?程度にもよりますが、読み込むためのレーザーはかなり精度がよく、ある程度の傷なら大丈夫のようです。とは言っても多くの人は、鏡面はかなりデリケートだと思っているでしょう。
次に「表面に油性のマーカーでタイトルを書き込む」という点についてです。
昔書き込んだCDがあったら見てみてください。文字がにじんで、中にしみているような感じになっていませんか?でも何の支障もなさそうです。本当にそうでしょうか?
もし古くて要らない、あるいは書き込みに失敗したCDがあれば用意してください。それとカッターとガムテープも要ります。
トップの画像のように表を上にして、そこにカッターで傷をつけます。ここではわかりやすくするため、中心から外に一直線にカッターで軽く表面をカットしてください。
次にその傷の上にガムテープを貼ります。なるべく効果が表れるようにしっかり貼ってください。(画像参照)
そうしたらガムテープを一気に剥がします。
おーーーみごとに剥がれています。(画像参照)
これを当たり前じゃんと思わずに、剥がれてガムテープについた物を見てください。
それは極薄のキラキラした膜です。まさにここにデータが書き込まれています。ひゃーデリケート。
でも待ってください。剥がれたCDを見てください。画像ではわかりやすく下に印刷物を敷きましたが、そこには透明のプラスティック板があるではないですか?
実はキラキラのデリケートな部分は、この透明なプラスティックの板で守られていたのです。
では、ガムテープに無惨に剥がされ、ヘロヘロになっているキラキラを触ってみてください。キラキラならぬペラペラでしょ?
この表面にマーカーで文字を書いていたんです。それがしみて行ったらすぐデータ面です。
試しに残っている部分の表面をなにかで引っ掻いてみてください。すぐに傷がつきキラキラが見えてきませんか?
実はプラスティック板で守られた鏡面よりも、無防備の表面のほうがよっぽどデリケートだったんです。(但し、少し高価な物は表面をコーティングして傷つきにくくしている物もあります。)
もし表面にタイトルを書きたい場合はなるべく水性ペンで書くようにしましょう。あるいはシールに書いてそれを貼るとかのほうがいいでしょう。でも細かいことを言うと、そのシールはなるべく薄く、軽量で、貼る位置は中心に近い場所に貼ったほうがいいそうです。それはCDの回転にムラを与えないようにというマニアックな情報です。。
これからはCDの扱い方がちょっと変わりそうですね^^
ちなみに当初「半永久的に使える保存媒体」ということでしたが、そろそろ初期に出た音楽CDなどに変化が出ているようです。
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