2009/11/24

日本人の忘れもの



11/21~23の3夜に渡って放送された「フジテレビ開局50周年3連続スペシャル/探そう!ニッポン人の忘れもの」を観ました。

3夜とも観ましたが、頭から最後まで全て観た訳ではありませんが心に残るものがありました。特に3夜目は、松田優作さんとともに私の心の師匠としている「北野武」さんがMCでしたので見逃す訳にはいきません^^

3夜目はいろいろなコーナーごとに感動しきりでしたが、その中でも超自然派の所ジョージさんの作文にニッポン人の忘れものを感じました。

簡単に言うと所さん曰く「いまの日本人は猛毒を薄めてみんなで飲んでいる」ということです。昔なら猛毒を飲んだ者が周囲から戒められていたものが、いまではみんながそれぞれ少しずつ毒にマヒして来ていて、怒り度合いも関心も低くなりどうでもいいことになってしまっているようです。

そういった薄れゆくモラルに関して「エコに隠れたゴミ問題(説明が必要ですが省略します)」「出来ちゃった婚」など具体例を挙げてくれていましたが、本当にその通りだと思いました。その根底にあるものは「恥をなくした」ことです。

それはどういうことかを細かく書いていくと長くなりそうなので今回はやめておきますが、最後に読まれた武さんの作文に共通するものがあることに気づきました。

武さんの作文の一番言いたいことは「それは言わない約束」と言うことですが、その中にもやはり「恥を知れ!」という言葉が出て来ました。単なる頑固オヤジの戯言ではなく、これこそ「ニッポン人の忘れもの」という神髄ではないでしょうか?出来ればふたりの作文を紹介したい所ですで、しかも紹介しないとよくわかっていただけないかも知れませんが、フジのサイトに行っても載っけてくれていませんでした。。本にして儲けるつもりだな?(;¬_¬)

日本人こそモラルを無くしたらとことん落ちていく民族だと思います。言い換えれば「恥を知るものの集まりで成り立っている国」なのです。アメリカではマクドナルドでコーヒーをこぼしてヤケドを負った者が訴訟で勝ってしまいます。日本では店を汚したとして、もちろん店が怒る訳ではないのですが、その前にこぼした本人が謝ったり申し訳なさそうにします。高い料金をとるタクシーに乗る時でさえ「すみませんが〜へ行ってください」とか、すでに料金を払っている新聞配達や郵便配達にも「ありがとう」とか「ご苦労様」とか自然に言っています。

勿論それでいいのですが、いまはタメグチだったり無視だったりすることが多いように思います。私も家の前で洗車をしている時に以前はお辞儀する程度でしたが、配達のバイトをしてからちゃんと声に出して挨拶や礼が出来るようになりました。お辞儀だけでも良いのでしょうが、ちゃんと声を出すことによって相手もより親しみが湧いてくれたようで、向こうからも言ってくれるようになりました。

私はこれからも恥を知って生きていこうと思います。同時に恥をかかないようにかっこ良く生きたいとも思っています。なかなか難しいとは思いますが、常に恥を意識していれば出来るでしょう。しかも有り難いことに日本人ですから<(`^´)>

1 件のコメント:

ミーコ さんのコメント...

恥ずかしい。