2010/01/23

師匠と弟子の関係



きょう今まさに事情聴取を受けているであろう小沢一郎悪代官。結果はどうなるかわかりませんが検察側の力の入れようにはバックに陰の存在が見え隠れ、いえ思いっきり見えてますよね。

芸人の師匠と弟子の関係を例にとるとよくわかると思うのですが、この関係は絶対です。いくら弟子のほうが師匠より売れていてもこの関係は破れません。もし破ったとしたら、人間的にも業界的にもダメになるでしょう。

例えば私の好きな「明石家さんま」さんの師匠は落語家の「笑福亭松之助」さんですが、ふたりの対談の時はしっかりとこの関係は保たれています。

言葉使いから敬意の払い方から持ち上げ方も^^松之助師匠はいい弟子をもったなぁとつくづく思わされます。

かといって師匠もまるで偉そうなそぶりもなく、意見を押し付けるのでもなく弟子の会話にしっかりと乗ったりぼけたりしていて、すごくいい師弟関係を保っています。

それが政界の世界になるとまるで違います。この人種は「欲の塊」でしかないような気さえします。それがいい欲ならいいのですが、大半が「金欲」「出世欲」「統治欲」です。

そして今までトップになれそうでなれずに、一時はこのまま消えていくのではないかというところまで影が薄くなった悪代官。それが前回の選挙の大逆転により、突然生き返ってしまいました。

しかも育ちのいいお坊ちゃまがトップになったのをいいことに、国民のことよりも選挙のことしか考えないでいい立場に立ち、裏でやりたい放題!し放題!

師匠と弟子、それよりも薄い関係の先輩後輩、そういう関係を持ったことのない人には鳩山さんに「やりたい放題させておいていいのか!何も言えないのか!」と思いがちですが、そう「何も言えない」のです。そういうもんです師匠と弟子って。

ただここで、今から近い2〜3ヶ月の間が鳩山さんの正念場なのです。師匠と弟子関係を誰にもとがめられず、ましてや師匠からお怒りの一発をいただかないでも関係を解消するには「師匠の不始末」をきっかけにするしかないのです。あるいは師匠が亡くなるかですが。

それなのに鳩山さんまで不祥事が発覚して、どっちもどっちになってしまっているのでどうしようもありません。しかも育ちの良さが出てしまい、「もし間違っていることが指摘されたら責任を取る」なんてことまで、言わされてしまっています。

母親からの援助の脱税はすでに追加額を払っているのでどうにでもなります。その他の偽装などははっきり「すみませんでした」と謝罪すれば国民もなんとかなるでしょう。

もっとドンと構えてくださいよ。しかも今が最高の時なのですから。ここを乗り切ることによってあなたの本領が惜しみなく発揮出来るたぶん人生で最後のチャンスです!

悪代官がこのまま消えていっても誰も惜しんだりはしないと思います。

私は小沢一郎氏が嫌いで言っているのではなく、日本がいい方向に向かう唯一のチャンスを逃すな!逃してくれるな!と思う一心です。

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