2008/07/06
餅屋は餅屋
最近の映画の吹き替えは、声優さんではなく、役者さんがやるのがブームのようです。
「カンフーパンダ」にTOKIOの山口達也・MEGUMI・中尾彬、「シュレック3」に藤原紀香・浜田雅功・竹中直人、アニメに限らず「スピードレーサー」にKAT-TUNの赤西仁・上戸彩など
例えば「北斗の拳」、昔はケンシロウを神谷明、ラオウは内海賢二さんがやっていたのですが、最新版ではケンシロウを阿部寛、ラオウは宇梶剛士さんがやっています。オリジナル版だから、声優や主題歌を替えるのはしかたないことかもしれませんし、よく言われがちの「昔のほうが良かったなぁ〜」っていうのはあまりにも保守的です。最新版は以前のに比べ、絵もうまく?なっている反面、ケンシロウの何気ない優しさが消えていて、それに伴い声も変えても良いと思います。もちろん、そのキャラに合っていることが大前提ですが。
私が不満なのは、どうも違うのです。何が違うかって?はっきりとは言えないのですが、ひとつに「役者では顔がわかっているから、そのキャラに投影しづらい」ということがあります。私は声優さんの顔をよく知らないので、キャラと声優さんの顔がダブらず、合ってさえいれば違和感なく観られます。ところが、役者さんはあまりにもテレビに出過ぎで顔も知られていて、キャラよりも役者さんの顔が濃く出てきてどうにもイヤです。
もうひとつには「声の通り」があります。もちろん役者さんもボイストレーニングとかしていて、普通の人よりは当然声は通るでしょうが、その「通り」ではなく、何かが違うんです。声優さんのそれは「声が立ってる」というか…んーー表現が難しいですね。
なにしろ、やはり「餅屋は餅屋」と言われるように、その道のプロがやるほうがより良いものになると思うのですが…。
アニメ好きの連中がよく黙っている(もちろん一部では論争になっているでしょうが)なぁと思うのと、声優さんたちももう少しアピールしてもいいのでは?と思います。役者さんたちも出しゃばってこないで、ちゃんと本筋で勝負して欲しいものです。
この最近の兆候が本流になっていくのでしょうか? 私としては一時的ブームで、早く元に戻って欲しいなと切に願っています。
画像はエヴァンゲリオン・アスカ役で有名なミヤムこと宮村優子さん
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