2008/03/04

中日優勝!の野球がまた始まる



去年は中日優勝日本一!で幕を下ろしたプロ野球。それがまたそろそろ開幕の時期が近づいてきました。
私が野球が好きではない(別に嫌いではないのですが)理由がふたつあります。ひとつは通常の番組が代わってしまうことと、延長のため予約録画がずれてしまってワチャ〜になってしまうこと。ふたつ目の理由としては、スポーツあるいはプロなのだから勝負ともいえるものなのに、野球ほど攻守がはっきりしていて緩い試合があるだろうかということです。柔道やK1などは一瞬で逆転しておしまい!ということもよくあることですし、サッカーも常にボールの取り合いつなぎ合いで、だれひとりとして油断していません。バレーボール、バスケットボールも然りです。なのにこと野球は、ガムを噛み〜いの、水を飲み〜いの、ベンチで汗をふきながら談笑したりヤジったり。そのくせ高給取りで松坂が一球投げると30万円、イチローが一振りしても同じぐらいらしい。彼らの一回(一試合ではなく一動作です。それがボールでも空振りでも)が我々の給料以上です。。そんな相手にがんばれよ〜って(;^_^A

それはともかく、もう前シーズンのことだし地元でもさすがに優勝の話題は出てきませんので、あえて今だからその時から思っていたことを書かせていただきます。
みなさんもご存知のように日本一を決めたあの試合。それまで絶好調で投げていた山井投手の交代の件。その後の落合監督のインタビューで 「山井本人が、いっぱいいっぱいだと言うので替えた」 と発言をされていましたが、これはちょっと信じられません。 普通なら無理してでも「大丈夫です」と言うでしょう。しかも試合の勝敗的にもまだまだ余裕がありました。少なくとも一球打たれて交代で充分だったでしょう。しかも歴史に残るパーフェクトがかかっていました。

山井投手が替えて欲しいと言ったか否かは別として、私はこう考えます。みなさんも想像してみてください。山井投手がそのまま投げ続けていて、どんどんパーフェクト達成に近づいていっているとしたら…まずアナウンサーがそれを全面的何度も伝えます。するとそれまで気づいていなくて、よそ見していた人も球場はもとより各家庭ででも釘付けになります。ちょうど漫画「巨人の星」の最終回のような感じです。みんなが手にあせ握り、つばを飲み込みその瞬間を見守ります。

そしてもしパーフェクト達成したとしたらそれまでの異常なまでの緊張が一気に解け、場内も日本中も大騒ぎ(どれだけの大騒ぎになるかは予想もつきません)!!…そしてまず胴上げされるのは誰でしょう?当然山井投手でしょう。そしてその興奮が一時おさまった時、思い出したかのように落合監督の胴上げです。その時には選手も観客も喜び騒ぎ疲れていて、もうどうでもいいって感じじゃないでしょうか?そう優勝なんてもうどうでもいいのです。しかもせっていた(きょうがダメでも明日がある)優勝ではなかったのですからなおさらです。そして明日の朝刊一面は当然全紙「快挙!山井パーフェクト達成!」、その片隅に落合監督のメッセージがチラリ。寂しいですが絶対そうなるでしょう。

落合監督はそれを予測していて、そうなることが許せなかったのでしょう。まあ確かにそれまでの貢献は落合監督にあるのですから。書いていて今思い出したのですが、私は正直監督って必要なの?とか、監督でそんなに変わるの?って思っている人間ですので、貢献は監督より選手に寄るものが大だとは思っています。まあそれは百歩譲ったとして、いままでがスターだったひとには二番手は絶対許せなかったのではないでしょうか?

その後の評論家・専門家たちの意見に批判もありましたが、「あれでいいんです。あれがプロです」とか「あえて非情の鬼になった名監督」とか言っていましたが、なんともいやはやです。しかも山井投手が本当にそう言ったのかどうかの追求は誰もしていませんね。おかしいと思うほど取り扱っていません。変な話ですが、これで山井投手の引退までの中日在籍は確実でしょう。

落合監督の判断はひとりのものとも思えず、ベンチに夫人から電話が入ったのでは?とさえ考えてしまっています (≧∇≦)

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