2014/08/30

要はこういうことでしょ?【従軍慰安婦問題】



【ポケット】←いきなりタイトルは駄作の証拠…

ある日突然アサヒが「ヒノモト君がジュウグンさんの給食費を盗った!」と言い出した。

それを聞いた副級長のフクシマが「みんな大変!ヒノモト君がジュウグンさんの給食費を盗ったって!」と大声でみんなに言いふらした。クラスどころかよそにまで行って言いふらしたものだからたまらない。

ジュウグンの彼氏である不良のカンは、ろくに調べもしないでヒノモトの胸ぐらを掴む。すると「私のもない!」と友達のイアヌフが言い出し、クラスは大騒ぎに。 やがてこの噂が大きくなり学校中に広まってしまう。

ヒノモトはやっていない!と言っているし、クラスの仲間がみんなしてあちこち探してみるもまるで見当たらない。

ふと、仲間はアサヒのポケットの膨らみに気づき問いただす。ところがアサヒは「さ、さっきもらったテストの答案だから見せたくないよぅ」と言ってガンとして出そうとしない。

調べて行くうちに、ヒノモトは休み時間はみんなといたし、小遣いにも困っていなかったのがわかり始めると、突然アサヒが「ごめんなさい、あれは嘘でした!」と言い出したではないか。しかも「ヒノモト君が盗ったことにして、僕が見つければヒーローになれると思って…」と言っている。絶対に許せない!

アサヒの告白を聞いても、カンの挙げたこぶしは収まらない。普通なら「そうか、アサヒの嘘だったのか。ごめんなヒノモト」と言ってもいいところだが、そもそもそんな感性は持ち合わせていない単純で激怒症で根っからの不良はこう続ける。

「いーやお前が盗った!だいたい何をやっても優秀でみんなから好かれているお前が昔から気に入らなかったんだ!」と訳のわからない根拠で怒鳴りまくる。

挙句に隣のクラスの不良仲間、というよりカンのボスにあたるチュウも加わり収まりがつかなくなってきた。

そんな騒ぎの中、フクシマはジュウグンとイアヌフにそっと駆け寄り、真相を聞いてみた。すると「あとでいくらかやるからそう言えってカン君に言われたの」とのこと。するとフクシマは「今度はあなたたちが責められるから、そのことは絶対言っちゃダメよ!わかった?」と言って彼女たちを黙らせた。もちろん本当に困るのはフクシマ自身であることに、変に頭のいい本人は気づいていた。

結局未だにこの問題は解決していないが、アサヒはポケットの中身を誰も強く問い詰めなかったため、出さず終いになっている。

そんなアサヒはその日以来、チュウとカンのパシリに成り下がり、彼らからはもちろんのこと、ジュウグンやイアヌフからも脅される毎日を送っている。

アサヒよ、ポケットの中の『許し難き大罪』をお前は墓場まで持って行くつもりなのか。それがヒノモトの心に一生癒えぬ傷をつけたにも関わらず…それでいいのか?お前の人生。

そしてフクシマはその日から、この事件については一切語らず、何も無かったかのようにただ黙々と勉強に励んでいるとのことです。

***『蒲田行進曲』風エンディング***


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