2009/08/29

日本の精神


8/30までフジテレビ系列で「柔道世界選手権2009」をやっています。

私の好きな内柴正人選手は残念ながら、というか信じられず負けてしまいましたが、今回の大会では男女とも選手全員最後まで攻めの体制で向っていき、見ていてワクワクしたと同時に勝敗以上のものを感じてしまいました。

というのも「北京オリンピック」での谷亮子選手のいままでとは違う、戦績とメダルを意識した消極的な戦いにガッカリしていたので、今回の特に若い選手達の全力投球の戦いぶりに救われました。

若い選手だからこそ、いまを大事にしているのですね。

今大会では全力投球もそうですが、勝ってもオーバーアクションなぞせずに、その喜びは試合後に残し、相手を労い服装を正して礼をして畳を去る姿には、他に無い「これぞ日本人のあるべき姿」をみたような気がします。

柔道を好きではない人は、試合の初めと終わりだけでも観ていただいても、何かしら感じるものがあるのではないでしょうか。

柔道は私も昔やっていて、いままたやりたいと思っているので、「柔道」のことをまた書かせていただきます。

2009/08/28

ややこしいし。。



一昨日、マイHPの「near me」に歩道橋の写真を載せました。

その説明に「その間に通る歩道橋。ここは昇降路が4本あるのですが、その1本だけが全面スラロープになっています。」と書いたのですが、さっき何となく読み直していたら何か違う気がして、ふと気がついて「スラローム」に書き換えました。

アップしてもう一度読み返してみると…んー何かが違う…あっ「スロープ」だと思いつき、またまた書き直しました。

ネットで調べてみると正解はやはり「スロープ」でした。

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「スロープ」とは、人や自転車、バイクなどが通りやすいように作られた傾斜した通路のこと。

「スラローム」とは、幾つかのスポーツに見られる競技の方法。共通している特徴は、ゲート(関門、旗門)で定められたコースを通り、ゴールするまでの時間を競うという形態であること。(wikipediaより)

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「スラロープ」とは…そんな言葉は無いようです。「斜面」のことを「スラロープ」として使っている人もいるようですが、私と同じように「スラローム」と「スロープ」をごっちゃにして、勘違いで使っているようです。

思い込みとは恐ろしいもので、使っている本人は間違っているなんてまるで気づいてないでしょうね。私も昔「焼け木杭に火がついた」を「焼けぼっ栗に火がついた」とずっと思ってました (#^_^#)

2009/08/24

お前もヒヨッコだな。…あ?



俳優松田優作の遺作ともなった「BLACK RAIN」の佐藤浩史。圧倒的存在感で、この作品の魅力を盛り上げていることは間違いありません。

20年前に観たときから「このフィギュアが出たら絶対買おぅ!」と思っていたのになかなか出ず、でも今年の10/25に発売されます。

今までも「探偵物語」「蘇る金狼」「野獣死すべし」などいくつも出ていますが、いまいちビビッと来るものがなく食指が動かなかったのですが、これはすごい出来です。実物を見ていないので詳しくはわかりませんが、この画像を見てもそのクオリティーの高さがうかがえます。

これを見つけた流れでネットサーフィンしたら、技術的にはもうワンランク上の「ホットトイズ」を見つけました。当然マニアの人たちの中では有名でしょうが、フィギュアは食玩でしか手に入れたことが無かったので、初見でした。



この「ゴッドファーザー」を見てください。もうビックリです。肌の質感も見事に表現していますし、何より似ています。このフィギュアには椅子や猫やウィスキー?などの小物もセットになっています。

他にも「バッドマンのジョーカー」や「マイケルジャクソン」も素晴らしいクオリティーで作られています。

値段は結構しますが、しょぼいものを何体も集めるよりも自分の気に入った一体ぐらい持っていてもいいのでは?と思います。

メーカーは違うかもしれませんが、Amazonで探すと、「GOEMON」の江口洋介、大沢たかお、 広末涼子もありました。ファン必携です。

2009/08/23

選挙運動真っ最中!



朝からウルサイ!ちゅうんじゃ〜。もう、いまだに立候補者名の連呼を続けています。そんな奴には入れんぞと思いつつ、日曜だからもう少し寝ていたいところを無理矢理起きることに…。

私はこの際だから一度他の党に政権を握らせてもいいと思っています。
しかし、どうみても民主党以外の党があまりにもしょぼすぎます。

結局入れるなら民主党しか無いようですが、鳩山氏の民主党が政権を握ったとしても、小沢の笑い顔だけは見たくないと言うのが、正直なところです。

せっかく鳩山氏が党首になって、やっていこう!としていても、俺のおかげだろ?と出てこられては、結局今までの自民党と変わらない体制が出来てしまうでしょう。上下関係ばかりはどうしようもないものがあります。芸人の上下関係と同じです。言い換えればそこが日本人のいいところなんですが…。

でもこればかりは、はっきり「NO!」と言えるようにしなければいけません。それが急には出来ない現状、やはり御大には引退していただきたいのです。今、民主党がその実力を発揮するにはそれしかないでしょう。

小沢氏さえ去ってくれれば、間違いなく(今回に限っては)民主党に入れるのですが。あと7日しか無いのに「♪それが悩みの種じゃ〜ん」になっています。

国民主体にするには「替えてみてやる」というのも一手段だと思います。
本日8/31(月)朝9時「新台入替」堂々オープン! って感じです。

2009/08/17

Macが壊れた!



お盆前に突然仕事用のMacが壊れました。

前日は仕事が終わり、いつものように正常に終了したのですが、翌日何気にスイッチを入れても、あの「ポーン」という起動音がしません。マシン自体動いている気配もありません。。真っ青です。

ネットでいろいろ調べて、内蔵電池の交換や元電源を抜いて再度入れるなど、応急で出来る事はやってみましたがウンともスンとも言いません。もちろん、ウンとかスンとか言ったら驚きますが…。

もうパニックでした。それがたまたま、前日でお盆前の仕事は終わっていたので本当に幸いでしたが、おかげで休み中はずっと修理に費やしました。新しいマシンを買う余裕も修理に出している時間的余裕もありません。

しかし、ハードディスクに入っている仕事のデータは絶対に必要で、なにしろ休み明けにはそのデータを使って、仕事に取りかからないといけません (;^_^A

そこで詳しい友人(師匠)に電話で聞いたところ、「ハードディスクケース」というものがあるとのこと。この「ハードディスクケース」とは、本体のハードディスクをはずしてその中に入れ、付属の電源アダプタとUSBケーブルを別のマシンに繋いで「外付けハードディスク」として使用するという便利な物でした。



早速近くのパソコンショップで購入し、取り付けました。本体からハードディスクを外すのに力と時間がかかっただけで、取り付けあっと言う間でした。

世の中には賢い人がいて、便利な物があるんですね、感心しました (≧∇≦)

でも詳しい人は画像を見て「?」と思うかもしれません。そうなんです、実は最初ケースを買ったのですが、それが「シリアルATA用」とかで、接続コードの形が違っていて取り付けられず、急遽また行って店員さんに詳しく聞いたら、「IDE」というのでないとダメらしく、そのケースが結構するのです。でもよくわかっている店員さんで、「応急処置ならこちらでもいいのでは?」とケースの無いコードだけのを勧めてくれました。これだと半額で買えます。店員さんありがとう!
(商品はGroovy製1800円:接続したマシンはiMac/OS10.5)

とはいえ、これは一時しのぎ。壊れたマシンを修理するにもきっと結構かかるだろうし、無いと困るし…。あーー参った。

でもお盆に壊れて逝ってしまうというのは、自然な事だったのかもしれない…。

2009/08/14

裁判員裁判制度[被告人]



裁判員裁判制度[裁判員]の裏返しのようですが、これで「被告人」は死刑になる人がグッと減りますね。なぜなら、素人の裁判員には「死刑判決」を出すような人はいないのですから。なぜいないのかは前の記事でも書きましたが「そんな者は面接で落とす」からです。

しかも裁判員になりたい人は「自分が死刑判決を出したから被告は死刑になった」なんて、世間の眼もありますし、たった日給8000円で自分が死ぬまでその責を背負いたくはありません。

だから裁判員裁判制度で裁かれる被告人は安心していいです。

それよりも、被告人!(ここでいう「被告人」とは、明らかに本人が殺した犯罪者に限らせてもらいます)

お前は憎くて相手を殺したのだろう、あるいは頭がおかしくて誰でも良く殺したとしても、お前の望みは達成されたのだろう?だったらもう思い残す事はないじゃないか、自ら志願して死刑にしてもらえ!そのほうが潔い。

例えば自分の子供を殺された親は「自分が死刑になってもいいから、自分の手で犯人を同じように殺してやりたい」と言われるひとが多いです。そういう人たちこそ「自分は死刑になってもいい」と覚悟しています。それだけ怨みを晴らしたいわけです。

それを訳もわからぬ理由で殺しておいて、しかも「判決に不服だから控訴する」だと?ふざけるなと言ってやりたいです。

こんな連中でも、服役中は我々の税金で飯を食っていけるのだからたまりません。しかも殺された人はもう出来ない、しゃべったり笑ったり動いたりできていいのでしょうか?この事についてはまた書かせていただきます。

裁判員裁判制度[裁判員]



8月3日から始まり、今回で2例目の裁判員裁判制度による裁判。

1例目が実刑15年、2例目が情状酌量の余地があるとして減刑の4年6ヶ月。刑期の長さ云々は今回はいいとして、両例とも批判の出るものではない「無難な判決」になりました。

これらの判決は、元東京高裁刑事部総括判事で法政大学法科大学院の木谷明教授は「プロの裁判官だけでやっても似たようなところに収まった気がする」と言っています。

結果は一緒でも、いままではその結果が出るまでにどれぐらいを要していたのでしょう? いえ、逆に言って同じ結果がたった4日で出てしまうじゃないか、お前らプロは今までどんなぬるま湯でチンタラやってたんだ?と思ってしまいます。しかも1例目終了後の会見で、弁護士が「なぜ形見のナイフで殺したんだ」という裁判員からの質問には、「プロでは思いつかない視点での質問」と感心していましたが、「え、そんなもんなの?プロの弁護士って」と呆れました。かと言って裁判員裁判制度を肯定している訳ではありません。いままでの裁判制度を批判しているだけです。

裁判員裁判制度の「裁判員」なんて、所詮いま流行の「子供店長」と同じではないかと思います。専門の知識もなく、「死刑」なんて自分に責が及ぶ判決を出す訳でもなく、当たり障りのないほぼ求刑に近い刑期を科せば一応自分も納得出来るし、対面も保てるぐらいの認識でしょうか。いえ、裁判員になった人はもっと責任感を持って望んでいるかも知れません。でもそういう認識を持って選抜し、進めようとしているのは裁判官たちです。

そうでなくてはやりにくいのです。4日で済ませるには、もめない人を選ばなければなりません。その上に真面目な良識人で家庭持ちである事もポイントです。

私のような、ひとを故意に殺したヤツは人数に関係無しに死刑!(もちろん、家族が殺されてその敵討ちというのは情状酌量の余地有り)、それが薬をやっていようが頭が狂う病気であろうが関係無しに死刑!と考えている、しかもテレビやマスコミ・世間の眼を気にしない人間が、もし裁判員になったらどうなるでしょう?大騒ぎです。当然その兆候が見られる者は落とされるのでしょうが、もしスルーした場合、その面接官はクビになるでしょう。それでは裁判官側はスムーズに行かなくて困る訳です。なにしろスムーズに解決して行けたらいいという、彼らにとってはきっと「たいした事のない事例を素人の裁判員にまかせておけばすべてが丸く行く」なのでしょう。

話が裁判員から裁判官にそれてしまいましたが、2例目では仕事を無事果たした裁判官が終了後の会見で、勘違いしてこんな事まで言っています。「被害者と被告の話をもう一度聞きたい」と。裁判官側から言わせれば「もう終わったんだよ、ご苦労様」でしょうか?先程の木谷明教授曰く「旧来の刑事裁判では証人をもう一度呼べた。今も法律上できないわけではないが、裁判員裁判は融通が利かない」そうです。所詮裁判員は「子供店長」か「チーママ」なのです。

最後にどうしても裁判員にならされると困る、忙しい人や私と同じ「そんなもんプロがやれ!」という人たちは絶対に面接で落ちる方法をお教えします。それは

・「あー知ってるその事件、週刊誌で見たけどあの子の母親は不倫してたんだってね。それなら〜」と言う。
・質問には一切答えず、ずっと黙り通す、あるいは質問とは違う答えをする。
たぶんたったこれだけで、面接には落ちるでしょう。こんな人、裁判官側は要らないのですから。

2009/08/11

グワッ、地震だ!



今朝5時7分頃地震がありました。たまたま起きていたので、揺れの初めから終わりまでを体験しました (;^_^A

いきなりビシッといって少し沈むような感じになったかと思うと今度は横揺れ、ずいぶん長く感じましたが5、6秒ぐらいだったようです。震源地は静岡県駿河湾。震度6弱のようです。この地方でも震度4でした。

起きていたせいもあって、非常持ち出し袋や電話・充電器もろもろをすぐ出せたのはラッキーでしたが、服装が短パンにタンクトップだったので、もしもの時のためにもでても危険でない服装を用意しておくか、持ち出し袋の中にジャージ一式ぐらいは入れておいた方がいいかもと思いました。靴下も忘れてはいけません。

私が良く聴いている地元のラジオ番組の中に「防災クイズ」というのがあり、正解すると防災グッズがもらえるというものですが、その時に「防災に対して何か準備はしていますか?」と必ず聞くのですが、たまに「何もしていません」としかも笑って答える不心得者がいるのには呆れますし、これだけ推進している局側ももう少し強く言わなきゃ意味ないのに「まあしょうがないですね、でもこれで用意出来ますね」ぐらいの当たり障りのないことしか言いません。今どき防災の準備をしていないなんて…こういう人がパニックの元になるんです。

今回の揺れが収まってすぐテレビをつけたのですが、メ〜テレとテレビ愛知以外はすでにそれを伝える特番をやっていました。すごく早かったです。テレビ愛知は通販の番組をやってはいましたが、画面上部に各地の震度を表示していましたのでいいのですが、メ〜テレは結婚式場のCMをやっていて、情報はどこにも出ていませんでした。結局メ〜テレが特番をやり始めたのは他局よりも5分も遅れてからでした。どうしようもないヽ(`⌒´)ノ

★画像は「地震で崩れた静岡市の駿府城跡」

2009/08/10

ブルーレイの時代ももう終わり



ブルーレイが発売されて少し経ちますが、まだまだ大普及したDVDを追い越すことは出来ていません。「でももうしばらくすればほとんどブルーレイになるよ、キレイだし大容量だし」そうでしょうか?たぶん永遠にDVDを追い越す事はないでしょう。

それというのも
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日立製作所、三菱化学などが、高画質DVD規格「ブルーレイディスク(BD)」の25倍以上の記憶容量を持つ次世代光ディスクを開発し、2012年の実用化を目指すことが3日、明らかになった。
記憶容量は1テラ・バイト(1テラは1000ギガ)を上回る。企業などが大量の情報を集中管理する「クラウド・コンピューティング」を支える技術として期待され、消費電力も抑えることができるという。
次世代光ディスクは、特殊なレーザー光線で立体画像を記録・再生する「ホログラム技術」を応用する。ディスクの表面だけでなく全体にデータを記録するので容量を大幅に増やすことができる。(8/3 読売新聞)
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と発表されました。

ブルーレイが開発されているときから、DVDでありながら、その何十倍もの容量を持つディスクを開発中、というニュースを見た事があります。それがブルーレイの一早い発売で裁ち切れになったのか、中止になったのか、最近話題が聞かれなかったので気にはなっていました。

それと同じものかどうかはわかりませんが、やはり開発していたんですね。こういうものは何でもそうですが、発表されるとすぐに発売されるのが常です。ということは、ブルーレイは広まる前に自然消滅でしょうか?

「またしても王国の夢破れたり」になりそうな予感。

DVDという素晴らしいものが生み出されたのだから、それを打ち壊すような新しい規格を創るのではなく、DVDを基にもう1ランク上を目指すようにしたらどうなんだろう?

ほぼ同じサイズ・価格の携帯電話なのに、いつの間にかアンテナはなくなり、長時間通話が出来る電池に替えられ、データ転送速度も数倍速くなり、テレビまで観られるというように、まるで違うものにしなくてもこれだけの事が出来るのだから、考え方を変えましょうよ王様。

DVDを追い越す事はないでしょうと言うよりも、

「そろそろブルーレイの時代も終焉を迎える」

と言った方が正解のようです。ブルーレイで映画のシリーズを買い揃えたり、プレーヤーやレコーダーを買うのは控えた方がいいかも知れません。

★ブルーレイのことは08/06/28前後の記事をお読みください。
 なぜBlueRayではなく、Blu-Rayなのか?とか

2009/08/08

知らない間に変わっていた



たまたまパソコンに映っているテレビの画像をカメラで撮ったのですが、これが意外にきれいに撮れました。(画像左)

と言うのも、いままでのブラウン管テレビの時代、必ず「走査線による帯」というものが出て、なかなかうまく撮れませんでした。(画像右)

テレビのドラマの中でさえも、劇中のテレビ画面は画像右のようになっていました。さすがに映画ともなるとはめ込み映像を使っていましたが、そうでもしない限りきれいには撮れませんでした。

では液晶テレビには「走査線」というものがないのでしょうか?調べてみました。
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液晶ディスプレイの画面は背後に光源(バックライト:背面から光を入れる)があり、その前に2枚のガラス板が液晶材料をサンドイッチする構造をしています。2枚のガラス板には電極があり電圧をかけることができます。液晶に電圧をかけると液晶分子の並び方が変わり、それによって背後からのバックライトを通したり遮蔽したりし、この変化で画面表示を作り出します。つまり画面全体で表示させているのでCRTのような走査線による遅延はなく、ちらつきもおきないのです。(物理のトリビア)
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だそうです。

ってことは走査線ってのはないようですね。カメラのシャッタースピードが1/60秒、普通のブラウン管テレビの走査線を525本とした場合、1/30秒で1画面表示を作り出すので、その差が筋になって表れるようです。

いままで持ち続けていた「常識」が知らない間に覆されていました。認識を改めないと。

2009/08/06

センス抜群のポスター



「あ、そうか〜」って考え落ちのポスターって大好きです。しかも配置のセンスもいいし。 左はマスカラのポスター、右は殺虫剤のポスター。

落ちは各自考えてください (≧∇≦)

2009/08/05

裁判員裁判制度[傍聴人]



2009年8月3日から「裁判員裁判制度」が始まりました。一般人が「陪審員」となって薦める裁判です。

この制度に関しては始まった今でも反対派が多数います。実は私も反対派です。ただ私の場合は「人を裁くという事」「それによって最悪処刑しなければならない責任」なんて微塵もありません。

ただただ「そんなもんは専門家がやれ!」ということだけです。彼らはその責を負うだけの高額な給料をもらっているだろうし、そのために難しい難関をくぐり抜けて来たのだから、興味本位の一般人を入れずに、冷静な眼で判断して結論を出しなさい。と思うのです。

この調子で書いていくと超長文になるので、差し当たって昨日の記事から「傍聴人」について感じたことを書きます。

昨日の記事から…
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東京地裁では、裁判員公判2日目となる4日も、57席の傍聴券を求め1460人が列を作った。(中略)川崎市中原区の小学校6年生の女子児童(12)は、夏休みの自由研究のため、一緒に来た母親(38)が引き当てた傍聴券で法廷に。児童は「検事さんや弁護士さんがゆっくり、分かりやすくしゃべっている感じがした。いい研究になりそう」と笑顔だったが、母親は「私も法廷に入りたかった」とちょっぴり残念そうだった。(読売新聞)
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たった57席に1460人もが並ぶ。彼らの心境は何なんでしょう?聞けばたぶん偉そうなことを言うのだろうけれど、結局は「物珍しさと芸能レポーターと同じ下衆な興味本位」だけではないのでしょうか。

この記事の中には次のような意見もありました。
・司法試験を目指して勉強中の29歳男性
「これまでの法廷では検事の声が聞き取れないこともあったが、まるで劇場のよう。法科大学院で身に着けた知識だけでは対応できない」
・ほぼ連日、裁判を傍聴しているという無職の42歳男性
「証人が泣き出す場面があったが、検察官がさっとハンカチかティッシュを差し出していた。やはり裁判員を味方につけようとしているのかな」

かたや勉強のため、かたや暇つぶしのための傍聴。

他にも
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川崎市中原区の小学校6年生の女子児童
夏休みの自由研究のため、一緒に来た母親(38)が引き当てた傍聴券で法廷に。児童は「検事さんや弁護士さんがゆっくり、分かりやすくしゃべっている感じがした。いい研究になりそう」と笑顔だったが、母親は「私も法廷に入りたかった」とちょっぴり残念そうだった。(読売新聞)
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「劇場のようだった」とか「仕事もしないで暇つぶし」とか「いい自由研究と笑顔」とか「入れなくて残念」だとか、お前ら被害者の心情を考えた事があるのか?この事件は「殺人事件」なんだぞ。児童の母親よ、娘を芸能レポーターにでもして、噂話に聞き耳を立て、人の不幸で飯でも食ってけ!

2009/08/02

コピラー



最近雑誌などでたまに見かける「複写機と呼ばれる人々」という文章。いまどき「複写機」っていう呼び名も古いなと思いつつ、書いてある事は確かにそうだということと、そういう人たちがかなり多く、ビックリするぐらい存在する事に呆れます。

マスコミに「複写機」と呼ばれているひととは、「自分では考えようとしないで、読んだまま聞いたままを信じてしまい、しかもそれを吹聴するひと」です。しかし、私はこれに「反論・反対するひとを時代遅れとか無知と卑下するひと」を加えたいと思います。

例えがちょっと古いかも知れませんが「あなたはKYね」と言われ「え?」と知らなかった時に、そのひとから「知らないの?遅れてる〜^^」とか言われ「KYは空気が読めないってこと」と広辞苑にでも載っているかのような一般常識みたいに言われ、知らない事をアホ扱いする事です。そんなものはマスコミの思うツボ商人の策略でしかなく「KY」は空気が読めないとも読めるともとれるどちらも「Y」で、昔なら駄作扱いだったでしょう。それなのに、そんなカスコピー押し付けるの勘弁してくれませんか?ほんと。

話を「複写機と呼ばれる人々」に戻します。
以前にも書きましたが、マスコミが「次期総理は麻生さんだ」と言えば、訳もわからないのにインタビューに答えるサラリーマンは、一斉に「麻生さんが適任!」と叫ぶ。しかも今度は「麻生じゃだめだ」となんのプライドもなくひっくり返す。それも自分で麻生さんの政策を検討しての事ではなく、テレビで言っていたマスコミの受け売りだ。

食べ歩きや旅の番組で、リポーターまがいのアイドルが「おいしいおいしい」とそれしか言えんのかというぐらい、同じフレーズを繰り返すと、次の日からその店にはどこから湧いてきたんだというぐらいの行列ができる。
納豆がダイエットに効くと言えば、翌日にはスーパーから一斉に納豆が消える。

「飛騨牛最高!黒毛和牛最高!」と聞いて実際食べてみて、「やっぱ旨いわ、最高だ!」と言っているひと。
こういうひとが言う「やっぱ旨いわ」の「やっぱ」は「マスコミが言うようにやっぱ旨い」のではなく「俺が思った通りやっぱ旨い」のだから始末悪いです。その後実はそれは飛騨牛でも黒毛和牛でもなく輸入牛肉だったことを聞かされ、だまされた!と憤慨する輩。それが真のコピラー(複写機改めコピラー:マンガン命名)であればあるほど憤慨度は高いようです。
輸入牛肉を飛騨牛と言って売ったのですから、そりゃ詐欺には違いありませんが、その時「やっぱ旨いわ、最高だ!」と言って至福のときを過ごしたのですから、それはそれでいいのでは?と思ってしまいます。
逆に違いがわからず高い金を払った自分を恥ずべきとさえ思います。じゃあ、お前に違いがわかるか?…わかりません。だから高い金まで出して高級肉というものはあえて食べず、普通ので満足しています。


iPhoneのアプリでも同じで、専門サイトで「このアプリはいいですよ」とレビューが載ればすぐ売り上げトップになります。そしてそれを見て買ったのでしょう、コピラーのこんなレビューがありました。



いやはやです (;^_^A

確かに、今まで知らなかった情報を聞き、食べてみよう買ってみようと思う事はまちがっていませんし、そういう好奇心から本当に自分にあったものに出会え、そこから新たな道が開かれるかも知れません。
逆に言うと、いつまでもかたくなに頑固を通して自分スタイルで生きているひとこそ、実は世間が小さかったり大した事がなかったりします。

情報とは知らないひとに知ってもらうためのものですから、どんどん流してもらうのはありがたいのですが、それに飲み込まれてしまっているひとがかなりいるということも事実です。

コピラーのひとたち、もう少し冷静になるべきです。そうすれば催眠術が解けたように「あれ?俺なに浮かれてたんだろう?」と気づき、もっと有効な時間と金の使い方を見つけられるでしょう。

※映像は「情報という波に飲み込まれ、思うツボという大腸菌に犯されるコピラーの群れ」