2008/04/29

富裕層向け高額ケータイ



またもくだらないものに多くのひとは飛びつくのでしょうか?

----------
モバイルファクトリーは3/14、39万9000円という破格の携帯電話を発売した。富裕層向けだけに1000台限定で販売するというこの製品、一体どんなケータイなのか?
----------

そもそもこの「富裕層」って何なのでしょうか?
【富裕層】…富裕層とは一般的に純資産1億円以上の人を指す。現在日本に147万人いるという。
だそうです。私にとっては雲の上の連中です。あーうらやましい。

製品の企画テーマは「一流」だそうで、「一流の製品を作るために一流の方に協力していただいた」らしいです。
ではその一流とは?

・本体に加え、山本寛斎氏がデザインした着せ替えパネルが3種類と、職人が1つずつ手作りする漆塗りの手文庫が付属する。
ここまではなるほどと思います。 そして、

・パネルのうち1枚「Luxe(華美)」には14粒のダイヤモンドがちりばめられている。
この辺りからだんだんうさん臭くなってきます。そりゃ宝石を散りばめれば高くはなるさ。でもその発想が成金趣味でいただけないし、それが一流ってこと? そして、

・ベネフィット・ワンが提供するVIP向けの会員制サービス「プレステージゴールド」が1年間利用できる。その「プレステージゴールド」とは、「例えば、国内外の一流ホテルのスイートルームに半額で宿泊できたり、高級リゾートや高級旅館の宿泊の割引が受けられる。また、京都にある一見さんお断りのお店の予約・手配や、プライベートジェットやクルーザーの手配も可能。
あららという感じです。1年間の期限付きだったり、半額で宿泊できたり、割引が受けられたり、一見さんお断りの店でも利用できるって…何だか中途半端な金持ちっていうか、それこそ貧乏人の発想というか、エセな香りがプンプンですね。

本当の金持ちだったら、半額とか割引とか逆にプライドが許さないだろうし、そもそも一見さんお断りの店がOK出すなんてそんな店こそニセモノだし。 しかも

・ダイヤモンドパネルについては、修理などのアフターフォローをはじめ、破損・機種変更等で携帯を使用しなくなった場合、ダイヤモンドをカフスやアクセサリーにリメイクするサービスも用意している。
金持ちがそこまでしてまだ使うかい!って、呆れるばかりです。
そもそもこの携帯のもとは何のことはない、東芝製のソフトバンクモバイル向け端末のようです。ってことは「ホワイト割引」に入ればお得!ってか。一般人じゃん (;^_^A

ほかにもまだ、「招待状がないと買えない」とか「1000台限定」とか、狙い所が下品です。そのうえに、チャリティーも絡めているようです。こうなるともう下品という以上に下衆というしかないでしょう。
「高級・一流」というものに対する考え方が根本から間違っていないでしょうか。

最近のニュースで、1万円のノートパソコンが発売され、でも販売価格は2万円だそうです。ではなぜこんなことをするのでしょう?
このメーカーの趣旨に感心させられます。
「1万円のものを2万円で買っていただければ、もう1台を発展途上国に寄付できます」というものです。なんて素晴らしい考えでしょう。確かに倍の2万円でもとんでもなく安くて、買う側の心理としても全然問題ないでしょう。しかもチャリティーに協力できるとあればそれこそ理想的ではないでしょうか?

そんなことからも、この携帯の販売元の発案者は、多少金はあるんだろうけど真の富裕者ではないと推測します。私が思う富裕者はビル・ゲイツとは言わないまでも、自分もそこそこの生活をする反面、世界に多大な貢献をする人たちです。そう考えるとこの「富裕層向け高額ケータイ」の発案者らが、いかに下衆かということは一目瞭然です。でもこれに飛びつく思うツボ君たちもいるんだろうなぁ。残念。

画像の携帯は今回のものとは関係のないノキア製「Vertu(ベルチュ)」

2008/04/28

責任能力って?



ここであまり悲惨だったり残虐な事件を扱うのはイヤなのですが
4/28「渋谷夫殺害事件」の被告に懲役15年が言い渡されました。
自分の夫を殺して、バラバラにして捨てて15年です。いま33歳らしいので、刑期を完全に終えて出て来てもまだ48歳です。まだまだ人生やっていけます。こんなのでいいのでしょうか?

激情してつい殺してしまってつかまったというならまだしも、バラバラにするということは「死体遺棄」を考えていた訳で、罪から免れようとしています。ここで問われるのが「責任能力」です。この事件では被告が「心神喪失状態であったため責任能力に疑問」と鑑定結果が出て、この刑期になったようですが、そもそも「責任能力の有無」って何?

責任能力があるのなら、悔いて反省して、いかに被害者とその家族に許してもらうか、社会復帰したならいかに世の中のためになっていくかを考えながら生きて行くのが殺人者の「責任」ではないでしょうか?逆に責任能力がないのなら、自分の命をもって代償とするしかないでしょう?

借金でも同じです。返済する責任能力があるのなら、財産を処分して周りから借りてでも返すのが責任で、責任能力がない人は家財を全て差し押さえられて破産させられます。当然その後の社会生活には支障が出て来るし、会社の解雇や一家離散やまた同じことの繰り返しでどうにもならなくなったりして人生終わりです。まあ借金だから命までは取られないにしても、それが殺人ならそうはいきません。

これが本当の意味での「責任能力」だと思います。いえ、だと思っていました…。
でもこれを書く前に「責任能力」をググッてみると…

----------
責任能力とは、一般的に、自らの行った行為について責任を負うことのできる能力をいう。
刑法における責任能力とは、刑法上の責任を負う能力のことであり、事物の是非・善悪を弁別し、かつそれに従って行動する能力のことである。責任能力のない者に対してはその行為を非難することができず(非難することに意味がなく)、刑罰を科す意味に欠けるとされている。(Wikipedia)
----------

びっくりです!一般的と刑法上の意味が全然違いました。
だとしたら、責任能力がなく非難することに意味のない人間を、例え無罪とはいえ社会に戻すのはまずいのではないでしょうか?事物の是非・善悪を弁別できないんですよ?それなのに中途半端(完全に正常になるまで面倒見るとは思えない)に社会に放ってしまっていいものでしょうか?無茶苦茶だなぁ。怖いわ{{ (>_<) }}

私は「ひとの心…その1」でも書きましたが、「ひとの命の重さ」を考えると、故意に殺人あるいは相当の罪を犯した者に「責任能力の有無」など必要ないと思っています。

画像は映画「39-憲法第三十九条」
犯行時、犯人が心神耗弱もしくは心神喪失の場合は罪に問わないという刑法第三十九条の規定をめぐって繰り広げられる犯人と鑑定人のやり取りを描いた心理サスペンス。主演:鈴木京香、堤真一 監督:森田芳光。

2008/04/27

taspo タスポカード



タスポカードとは…「未成年者には買わせない」をキャッチコピーに開発された、成人識別機能と電子マネー機能を持った自動販売機でタバコを購入する時にこれから必要となるカードです。

聞いただけではなんともハイテクな感じがしますが、なんのことはないこれを発行する際には申請が必要で、身分(年齢・生年月日・電話番号・直筆のサインまでも)を証明する項目を記入して送付するというアナログなものです。

私のマニフェスト・少年法廃止では少年の喫煙はOKとしていますので、このカードは必要ないのですが、現行ではこういう年齢をはっきりできないとタバコが買えなくなるようです。それ自体はいいことかもしれません。ですから決まったことは早く遂行してほしいですね。

でも、最近になって「免許証でも購入可能」になるように財務省が検討しているようです。

その理由として識別する機械が免許証タイプなら10万円ぐらい、タスポタイプだと数十万円になるとのこと。これって最初からわかっていて、わかった上でタスポの開発を進めていたのでは?

もうひとつの理由(こちらがメインなのですが)として、タスポの申請者が少なく、未だ浸透していないとのこと。これにはまいりました。なにか勘違いしているのでは?と思ってしまいます。タスポを持たなきゃタバコが買えないと決めたのだったら、申請しないひとは吸えないことを了承してしるのですから、面倒くさい・知らなかったなんて理由は放っておけばいいのです。禁煙が叫ばれている現代、逆にそのほうが好都合でしょう。そこまでして吸いたくはないのでしょう(絶対違うけど)と判断すればいいのです。
しかもこれだけタバコの害が叫ばれていてもやめられない愛煙家には、禁煙家(最初から吸わないひとは除外)と比べなにかが欠けているのです。それが未だに申請しないという原因と共通しているのではないかと思います。そんなひとたちに言っても無理な話で、しかもこんな弱腰になったらタスポの寿命も短そうですね。だったら、こんなまどろっこしいことやめちゃいなさい。

なにしろ高速道路のETCもそうですが、いろいろな企業の利害関係が裏でややこしく絡んでいるのは見え見えですね。

少年だろうが老人だろうが、吸いたいひとは吸えばいいじゃん。百歳ぐらいの高齢者でもヘビースモーカーもいるし、人間の寿命内にはもしかしたらタバコなんて関係ないのかもしれない。ただし吸うなら最低限のマナーだけは守ってください。

2008/04/26

指紋がない一族を発見!



21世紀の大発見!
----------
2008年1月31日
台湾の台北県で遺伝により両手両足の指紋が全くない一族の存在が明らかとなった。
今回発見された一族は5世代にわたり構成員全員に指紋がないという。専門家は一種の遺伝子異常によるものではないかと推測している。この報道を受け、一般市民には「犯罪を行っても捕まらないのでは」などと驚きの声が上がっている。

一族に指紋がないことが証明された場合、ギネス記録に申請される可能性もあるという。
----------

とのことですが、いままでわからなかったのが不思議なくらいで、しかも「ギネスに申請」って、生物学的にも犯罪というかセキュリティというかなんというかそれらがくつがえるほどのことなのに、それどころじゃないでしょう?(;^_^A
こんなのんびりだから、いままでわからなかったんだろうなぁ。

でも指紋がないと日常生活で物が掴みにくいとか、いろいろ困るんじゃないの?

【指紋】指紋とは指先の汗腺開口部が隆起して形成される紋様。個々人でその紋様が異なり一生変化しないことから、個人を特定する重要な証拠として扱われている。

2008/04/25

私のマニフェスト…弁護士ポイント制



毎週金曜日夜8時から日テレ系で「太田光の私が総理大臣になったら…」という番組があり、毎週楽しみに観ています。ただし私の場合は議長役の「森富美/もりふみ」さんのファンということもあって、Wで楽しんでいます。
この「森富美」さんはアナウンサーになる前は、1994年のミス日本だったそうで、その反面料理がダメダメでタケシさんだかさんまさんにボロクソにおちょくられていたのを覚えています。アナウンサーとしても速水もこみちを「もちこみ」と読んだりして笑わせてくれますが、それも初期の頃だけで、いまでは日テレの顔になっています。
この番組でもきちっと仕切り、ヒートアップして収拾がつかなくなったときも、ビシッと一言!その場をまとめています。なので「たけしのテレビタックル」の聞いているだけの阿川さんとは違って、各々の意見が割と聞きやすく観ていても好感が持てます。京都風な顔で笑うと目がなくなり、とてもカワイイです。

番組に一言…太田さん青筋立てて興奮し過ぎ^^「タックル」もそうですが、みなさんひとに指をさすのはやめましょう。ひとの意見は最後まで聞きましょう。

----------

前から考えていましたが「ひとの心…その1」でさらに感じたことがあります。

それは「弁護士をポイント制にする」というマニフェストです。

持ち点は10ポイント。そして裁判に勝ったら+1ポイント、負けたら−1ポイントにします。
例外として、劇的な逆転勝ちをしたら+2ポイントです^^負けた側はそのまま−1ポイント。ただし上告した回数分ポイントが増減加算されます(勝った場合はすべて+になり、負けた場合はすべてーになる)。
そして持ち点がマイナスになったら弁護士資格を剥奪します。もちろん再試験をいちから受け直せば再度弁護士になることは出来ます(でも2年間は試験を受けられません)。その他、細かいことは省略です。

こうすれば、ひと目でその弁護士の功績がわかります。
プラスのひとには依頼が増え、マイナスのひとは信頼をなくします。
そして今回の「母子殺人事件」のような悪徳弁護団のように明らかに無駄な引き延ばしをして上告を繰り返す者たちには上告毎のポイントが重なり、それで負けた場合は−4・5ポイントぐらいになるでしょう。そうすればずるさだけの彼らは損得を考えて、早々に手を引くでしょう。彼らのようなタイプは引くときは早い。これで裁判自体も早くなります。

逆に絶対の自信があって闘う弁護士は、最後まで諦めずに上告して、最終的に勝てばグンとポイントがあがります。それがそのままそのひとの手腕の評価になります。

以前の「宅間○小学生殺人事件」のように犯人がわかっていて、犯した罪も明らかな場合でも弁護士がつきますが、そんなのを引き受ける弁護士は、あの21悪徳弁護団のように確固たる(エセ)意志を持って、自分のポイントが減っても加害者を守るんだという正義の名のもとに望んでください。
いままでのようにエセ弁護と金儲けのためにやっていた弁護士は出て来れなくなるでしょう。

それでも今の法律では人権とかの問題で弁護士は必ずつくというのなら、国が定める弁護士(国選弁護士とは違う、新しい国の弁護士)がやることにします。この場合はこの弁護士にはポイントもつかず、勝敗関係なしの給料制です。できれば弁護士の卵あたりが最適か。

これで日本の正義は保たれる!(太田光の私が…か!)

2008/04/24

ひとの心…その2



以前こういう事件がありました。

----------
子犬を崖に投げ殺す米兵 YouTube残酷動画に世界震撼
3月6日19時25分配信 J-CASTニュース

米軍の兵士と思われる人物が、子犬を崖に投げて殺す場面がユーチューブ(YouTube)などの動画投稿サイト上で広まり、「残酷な行為」に対して、世界中で批判の声が上がっている。

この「衝撃映像」は、アメリカ兵と思われる人物が子犬を崖に向かって「砲丸投げ」のように投げ込むというもの。
子犬を手にした兵士は、「かわいい子犬ちゃんだろ?」といい、撮影者は歌うようにして「ほんとかわいい、かわいい子犬ちゃん〜」と復唱、兵士が思い切り子犬を崖に向かって投げ飛ばす。子犬は空中にいる間はキャンキャンと鳴き声を上げているが、落ちると共に聞こえなくなる。

しかし、この映像を見た人たちがよほど怒りを覚えたのか、この動画のコピーが「YouTube」に相次いでアップされている。そして、コメント欄では兵士への次のような批判が殺到している。

「なぜ世界からアメリカ人は嫌われているかと思っていたが、この海兵君がアメリカを本当に象徴しているよ」
「なんておぞましいんだ。彼は厳罰に処するべきだ!!!」
「アメリカ人は自由と正義のために戦っている!!! とは思わないね!!!」
「腐った兵士め。お前こそ崖から突き落とされるべきだ。お前がアメリカ人だということが恥ずかしいよ」
「私はこれほど自分国や軍、同国人のことを恥ずかしく思ったことはない。ほんと死んでほしい」
「なんでこんなことできるの?ビデオを見ながら泣きました。二人は死刑にしてほしい」

といったコメントが700件近く書き込まれている。
----------

私はこの記事を読んでも、他の人のように映像を観ることが出来ませんでした。
観なければ真実はわからないと言いますが、ここまで大事になっているのと寄せられたコメントからも、これは明らかに真実でしょう。
なぜ観られなかったか…それは、観るに耐えられないと思ったからです。
感動したり衝撃を受けたりした映像は、ひとは何回も観るものです。今回観たひと達もおそらくそうでしょう。

例えば最後のコメント
「なんでこんなことできるの?ビデオを見ながら泣きました。二人は死刑にしてほしい」

私にはこのひとの気持ちがわかりません。気持ちというよりも「正体」でしょうか?
「ビデオを見ながら泣きました」って意味がわかりません…。
しかもその後の「二人は死刑にしてほしい」…偽善のカタマリ意外何ものでもないでしょう。そこまでの感情が湧くのなら、なんで観られるの?
なんでリプレイ出来るの?
実は衝撃映像を観てみたいという好奇心ありありの気持ちでしょう?
そして犯人を罵倒して「自分は泣いてあげたし叱ってあげたいいひとよ」と言っているだけではないでしょうか?

多くは、観て「わーひどい、何でこんなことが出来るの?」どまりでしょう。
そして「でも自分の犬(こと)ではないから…」というのが正直な気持ちだと思います。

火事や事故のときの野次馬しかりです。結局は悲惨な現場を覗き見したいだけ。ましてや取材の後ろでピースサインなんか出して小躍りしている大馬鹿野郎。大人でもいるのには呆れます。

私はどうしてもこういう人間(ビデオを見ながら泣きましたさん)にはかなりの拒否反応と嫌悪感を抱いてしまいます。そしてこういうひとが近くにいても、論議し合わずに、スッとその場を離れてしまいます。それはずるい行為かもしれませんが、違う種類のひとだと思って関わらないようにしています。

人間の本性は善か悪か?

このテーマは多分ググれば出て来ると思い、調べてみました。
その結果…このテーマは「愛とは?」と同じような感じで、思考のパラドックスに落ち込みそうです(;^_^A
自分で調べて、感じて、考えるしかなさそうです。

イラストレータであり、ミュージシャンのミツル氏が言っていた言葉に「偽善でも人の為(偽)に善いことをする」というのがあるように、微妙ですね。

2008/04/23

ひとの心…その1



4/22に山口県光市・母子殺害事件の差し戻し控訴審の判決が出ました。
当然の「死刑」です。
しかしあの「宗教団体」じゃないのか?と思われるような21人の弁護団がまたもゴタゴタ言い出しました。
彼らは真実を無理矢理曲げているとしか思えないほどの無茶苦茶な解釈をして加害者を弁護しています。それは「元少年はずっと真実を述べてきた」と言っていることに基づくのですが、「暴れるので押さえていたら死んでしまった」とか「子どもが泣くのであやしていたら落とした」とか、はては「死んだ母親を生き返らせる儀式として女性を犯した」というものを信じているのでしょうか?
まさかです。いくら腐っても弁護士ですから、それはありえません。ならばなぜあれほどまでに意固地に引き延ばそうとするのでしょう?
プライド?死刑反対運動キャンペーンの一環?延ばせば延ばすほど収入になるから?
いえいえ、彼らはゲームをしているのです。この事件を借りて、法を動かすヒーローになりたいだけなのです。あるいは「延ばせば延ばすほど収入になるから?」も付け加えましょうか。

私は思うのですが、「精神鑑定をして責任義務がないと判断された者」で釈放されたり軽い刑を受けて出て来た者、悪弁護士によって無罪になった者、そして今回のこの加害者。そこまで言うなら、そういう判断をするなら「1年間あなたとその家族の中でひとつ屋根の下で暮らしてみろ!」それが出来るならあなたがたの判断もあながち間違いではないかもと見直します。それが出来ますか?もしかしたら夜中に枕元に包丁を持って立っているかもしれませんよ?家族は大丈夫ですか?あなたがたはそれが出来るぐらいの決意で弁護していますか?
多分そうしろと言ったら「冗談じゃない!」と言うでしょう。

今回の本村氏の言葉には重みがありました。「胸を張って納得して死刑の判決を受けてください」でも私には絶対言えません。
被害者の遺族のみなさんは、みなさん最終的に聖人のようになっていくように思えてなりません。我が子が交通事故にあったひとも、やがては「また同じような事故が起きないように」とか「起きた時に同じような処分をされないように」とか言われ、署名活動をしたり講演をしたりされています。
でも私は違います。私が本村氏だったら「泣いてもわめいてもいい、むしろそうして死刑の判決を聞いてくれ」と言い、事故の場合はそのあとの他人のことなんかどうでもいいと思ってしまいます。それよりなんとか加害者に重い罰を受けさせるように目撃者を捜し続けます。
本村氏も最初そうだったように、被害者の遺族は「復讐」というか「同じ目に遭わせたい」と思います。それは当然の感情でしょう。でもひとは「そんなことをしてもあの人は帰ってきませんよ」とよく言います。確かに大きな心でまさに聖母のようです。聞いたみんなも頷くでしょう。
でも私に言わせれば「ふざけんな!」です。まるで条件反射のように頷いてしまう聖母の暖かい言葉をしばし横において、冷静に考えてみてください。
私は思うのです。「加害者を許してやれば殺されたひとが帰ってくるなら、いくらでも許しましょう。」「加害者が懲役を済ませて出てくれば愛するひとが生き返るのなら、いつまでも待ちましょう。いえ、お願いして刑期を短くしてもらいましょう。」でもどんなことをしても殺されたひとは帰ってこないのです。だからこそ、加害者を許すなどと言うことはこれっぽっちも考えられないのです。
「ひとの命」というものはそれほどかけがえのないものでしょう。

『手紙』や『私たちの幸せな時間』のように、死刑囚を扱って涙を誘おうとする映画もありますが、こういうのを観るたびに思います。その死刑囚にも食事は当たり前ですが、必ず笑ったり喜んだりすることがあるはずです。いくら死刑になると決まっていても、それまでは「人生」があるのです。でも殺されたひとにはその瞬間からないのです。学校に行って友達が出来て、恋人が出来て、夢に向かって進んだり、遊んだり、結婚して、やがて子どもが出来て一家団欒があったり…そういうものを他人に根こそぎ奪われてしまうのです。そんな権利があるのでしょうか?
だから、ひとを故意に殺したのなら、最低でも同じ罰を受けなければいけないのです。それが社会で暮らすということでしょう。
精神鑑定不合格、責任能力、殺した人数、残虐性、環境…そんなもの関係ないです。死ぬことが最低限の償い…それほど奪った「ひとの命」は重いのです。しかも「責任能力」って何?

長くなりますが、最後に母子殺害事件の加害者が獄中からごく親しい友人に出した手紙にこういう内容のがあったそうです。
『知ある者、表に出すぎる者は嫌われる。本村さんは出すぎてしまった。私よりかしこい。だが、もう勝った。終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君』
バレないと思ったのか知りませんが、結局これが加害者の本音に違いないと思います。そしてこの手紙だって弁護団は当然読んでいるはずです。それでもあんなことが言えるのは、彼らこそ裁かれなければいけない「やつら」ではないでしょうか?こんなのが弁護士をやっていけているというのが恐ろしいです。

2008/04/16

怨(えん)の風にのって♪



少し前に中国で製造した餃子に有機リン系農薬が含まれていて、食べた日本人の何人かが食中毒になったニュースはみなさんご存知だと思います。

それが餃子の中身にではなく、袋の内側に付いていたというから話はややこしくなります。それが人為的なものであるなら、入れる範囲はある程度限られますので、真剣に捜査すれば意外と簡単に犯人が分かるかもしれません。でもそれが中国という外国で行われたこと(現時点では、とされています)なので捜査はやっかいです。それは中国当局が真剣に捜査するはずも技術もなく、加えて日本警察の介入をいやがるのは必至です。こればっかりは日本でも同じかも知れません。結局は死人も出ていないことだし、安い中国製を以後ずっと輸入しないというのも、肝心の消費者自身が辛抱出来ないだろうし、時間が結末を曖昧にしてしまいそうです。。

もしこれが本当に中国の何者かによる仕業なら、その心情はこんな感じでしょうか?
ある会社で気に入らない上司のお茶にツバを入れて出すOL。こんな記事を読んだことがあります。まあ想像してもあり得る話ですね。
日本向け輸出品ですから、その大部分は日本人が食べるのは明らかです。もしその中国人が反日感情を持つ者であれば、やりそうなことです。私はYouTubeで中国や韓国の反日の映像を観てビックリしました。日本人は彼らに想像以上に恨まれています。サッカーや柔道のスポーツでさえその感情があからさまに出ています。しかもそれが教育の中にまで取り入れられているのが恐怖です。

たまに日本に「黄砂」を含んだ雨が降り、車が非常に汚れるということがあります。ニュースでも全国的に報道されています。でも汚れるという被害ぐらいでそう取り立てては騒がれませんし、怒る人もいません。

黄砂(こうさ)とは、東アジアや中央アジア内陸部の砂漠または乾燥地域の砂塵が、強風を伴う砂嵐などによって上空に巻き上げられ、主に春を中心に東アジアの広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ気象現象のことである。降り注ぐ砂のことも「黄砂」と呼ぶ。〈Wikipedia〉

この黄砂が日本に届くということは風に乗ってくるわけですが、ではこの黄砂にあるいは黄砂と同じ場所から「何か」を撒いたらどうなるのでしょうか?昔戦争中に日本が考案した、爆弾を風船にくくりつけて飛ばす「風船爆弾」の逆ルートです。「風船爆弾」はうまくいきそうになく中止となりましたが、黄砂が実際に毎年決まって日本に届く確実性を考えたら、すこし恐ろしいものを感じます。

その「何か」が有機リン系農薬だったり、鳥インフルエンザだったり…だいぶ前に日本で、最近になって韓国で鳥インフルエンザが流行りました…考えられないことではありません{{ (>_<) }}

スピリチュアルは おいしい



スピリチュアルカウンセラーの江原啓之(ひろゆき)さんって方がいますが少し前に訴えられ、フジテレビは「一番の問題点は非科学的、荒唐無稽な霊視を番組の中核に置いたこと」と、すぐに番組制作の誤りを認めましたが、テレビ朝日の「オーラの泉」はいまだに続いています。

その中で美輪明宏さんは独自の解釈でおもしろおかしく被験者の前世や守護霊を例えていて、バラエティー的にはまあ良しとしましょう。でもほっとけないのは江原啓之でしょう。あのひとは自称霊視ができると言っていますが、はたしてそうでしょうか?

いえそもそも「霊」というものがいないとしたらどうでしょう?私は「霊」は絶対的にいないと思っていますが、ここでそれを書いても長くなるだけですし、いる!と思っている人にはどうにもなりません。
でも簡潔にこれだけは言っておきますと、思っている人は「思っている」のではなく実は「思いたい」だけなのです。「霊はいる」としたほうが夏の夜も便利ですし、見える!感じる!と言った人はその時はヒーローになれます^^ でもそれは単なる思い込みであって、すべてウソです。霊を見たことがあると言う人の話は99%「夢での話」と「過去の曖昧な記憶」です。

それはともかく、漫才師のタカ&トシさんが深夜放送で言っていたこういう話があります。
それは「オーラの泉」に出演が決まり、当日楽屋でのこと。ふたりの楽屋に江原さんのマネージャーが訪ねて来て、「きょうおふたりを見させてもらいますが、何かあった場合の連絡先としてお電話番号を教えていただけますか?」とのこと。ふたりは携帯を取り出して番号を教えました。その時、どちらだったかは忘れましたが、水色の携帯ストラップをしていたそうです。
そして本番。霊視されていろいろ言われてから、「あなたは身近に青色の物を身につけていませんか?もしそのままですと水難にあうかも知れません。」と告げられました。言われた本人はすぐにはわからず、しばらく考えていると相方が「あ、お前の携帯ストラップ…」と言って、「あーーーー!」会場は「えーーーー!」となって盛り上がったそうです。でもふたりはさすが芸人、盛り上げるだけ盛り上げて、全て終わってからラジオで「おかしいと思ったんだよなぁ」と言っていました。

そう、すべてリサーチがあるのです。特に素人とは違って芸能人にはタレント名鑑もあれば親しい友人も多いし、スキャンダルをネタに売り歩いている商売もあるそうですから、調べるのは簡単です。

あなたがもし働かずに暮らしていこうと思うなら、こういう方法があります。
自分でやるのが一番ですが、より儲けたいと言うなら人をひとり雇います。そして病院から出て来る老人ひとりを1ヶ月見張らせます。できれば一日中がいいのですが、まあ昼間の8時間でも充分でしょう。そしてその老人の行動をすべてメモらせます。どの病院へなんの病気で行ったか、色や食べ物は何が好きか、先祖の墓はどこにあるか、墓参りは行ったか、友達はいるか、誰と話をしたか、転んだりぶつかったりしたか?などです。

1ヶ月みっちり調べたら、今度はあなたの出番です。その老人に偶然出会ったようにして話しかけます。「あのー私はスピリチュアルカウンセラーをしている者ですが、あなたに不吉なものを感じます。」とか何とか言って、徐々に調べたことをネタにさも霊視が出来るように信じ込ませます。あとはおわかりだと思いますが、印鑑や壺をべらぼうな値段で買わせる訳です。物では怪しまれる場合は何回かの霊視代で充分です。ひとり20万で雇ったとしても、壺なりを50万いえ100万で買わせれば2ヶ月で80万になります。自分も別件で動けば180万になります。こういう霊感商法の事件を聞くともっと信じられない値段で売れるみたいですので、もしかしたらその倍はいけるかもしれません。

ここで勘違いされては困るのですが私はこういう詐欺をすすめているのではなく、逆にこういうふうにして近づいてくる者がいたら、それは間違いなく詐欺師ですから、そんなものに騙されないためにも、こんな手口も知っておいてほしいのです。1ヶ月の情報さえあれば実に簡単に騙せますよ^^

女性はなぜか「占い」が好きです。手相から始まりタロットや動物まで。しかもいまでは男性までもそういうものを気にする傾向にあるようです。その中でも姓名判断や生年月日で占うものは所詮統計学ですし、それ意外はすべてウソです。でも占いをする者には話術による催眠効果やひとを見抜く目はたけているようで、自分で作ったウソをさも本当のように相手に思い込ませてしまいます。そしてどちらにもとれるようなことを言う訳ですから、そりゃたまたま当たることもあるでしょう。でも当たらなくても言い逃れはちゃんと考えてあるのです。そういう商売です。

長くなりましたが、霊視や占いはお金も信じ込みも、遊びの範囲内でやってほしいのです。昔流行った動物占いなんか遊びのネタに最適でしたよね。でもはまってしまうと実にやっかいだしそれ以上に、恐ろしいのです。見料が高価なら高価なほどウソだと思って間違いないでしょう。お気をつけください。(ー人ー)ミエマスミエマス…

2008/04/11

変換ミス



IM(インプットメソッド/入力システム)ソフトによっても違いますが、文章特に長文を打っているとよくあるのが「変換ミス」。。これは仕事上ではトラブルの基になったり、入力者の能力うんぬんさえも問われかねませんが、ジョークとしてみればかなり笑えるものがあります。

面白い変換ミスを募集する「変漢ミス」コンテストの結果が出ました。

----------
今年最高の変換ミスは…?

 日本漢字能力検定協会は面白い変換ミスを募集する「変漢ミス」コンテストの結果を発表した。「年間変漢賞」は、「遅れてすいません。回答案です」を変換ミスした「遅れてすいません。怪盗アンデス」で、終電間際に会議の資料を仕上げ、焦ってメールした際のタイトルだったという。

全2079作品から22作品をエントリーし、ネット投票で年間賞を決めた。

エントリー作品には、「それは会社の方針とのこと、正しいようです」→「それは会社の方針とのこと、但し異様です」、「リスト表を送ります」→「リスとヒョウを送ります」、「そんなに働いたならだいぶ疲れてるね」→「そんなに働いた奈良大仏枯れてるね」、「お客様用トイレ」→「お客彷徨うトイレ」などがあった。
----------

昔、キャンディーズが歌う「春一番」の歌詞で、『おーかしくーって 涙が出ちゃうー』ってのがあって、それを『お菓子食って 涙が出ちゃうー』って歌って笑ったことがありました。『きょうはパン作ってました』を『きょうはパンツ食ってました』とかね^^

メーカーは「前後を考えて変換するAI」の開発に力を入れていますが、それに加え常識範囲の順列もつけてほしいですね。初期設定で「常識範囲」「ジョーク範囲」「まさかとは思うけど範囲」みたいに。

「変換ミス」ではないですが、こういうのもよくあって困ります。例えば「変換ミス」を打とうとして「へんかんみし」と打って変換すると『変換魅し』とかになってしまいます。ここでメーカーに考えてほしいのは、『変換魅し』という言葉は無い訳ですから、こういう場合は変換してしまわずにブーとかポンとか注意音がなって、タイピングミスを指摘してほしいのです。

「無い言葉は変換せずに注意をうながす」それだけでもかなりミスが減ると思うのですが…。

【おまけ】
きのう思いついてどうしても書かずにはいられなかったので、ここに書きます。
ヒーロー(英雄)は昔から色を好むというが、なるほどヒーローはHでエロい。なぜかというと…HERO=H+ERO

日本漢字能力検定協会変換ミスコンテスト